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2020/05/05

豆苗を伸ばし続けたら食べられる豆ができるって余裕の本当だよ

スーパーの野菜売り場で人気の「豆苗」は、エンドウ豆の新芽であることは皆さんご存知だと思いますが、それをそのまま伸ばし続けたらどうなるのか、ご存知ですか?実は、普通に育って余裕でエンドウ豆が収穫できちゃいます。
昨年12月に植えた「豆苗」が約5か月経って立派に育ち、たくさんの実(さやえんどう)を収穫できたのでレポートします。

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2011年に当ブログにアップした「豆苗」の記事が、最近になってアクセス数が伸びています。

単純に豆苗をそのまま育てたらどうなるの?という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、察するに、コロナの影響もあって家庭菜園や野菜作りに興味がある方も増えているのかもしれませんね。

実は今年、我が家では数年ぶりに豆苗を育てていました(そろそろ収穫終えるタイミングです)。

昨年12月に購入した豆苗を、芽を2回採取して食べて、残った豆を2パック分プランターに植えました。

豆は長方形ですが、短い辺を半分にして2つに分けたので、プランターには4分割した状態で植えました。
(残念ながら、その当時の画像がまったくありません(-_-;)

植えてすぐに野鳥(たぶんヒヨドリ)に豆をほじくり返されて食べられてしまいましたが、不織布をかけて守って、その後は順調に育ちました。

特に暖かくなって以降は、「ジャックの豆の木」の豆が一夜にして天高く伸びた…というのもあながち嘘ではないな…と思えるようなスピードで延び、一晩で驚くような伸び方をしたので、背が高くなった枝は、最頂部でカットして伸びを止めなければならない程でした。

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こちらは現在の豆苗の様子ですが、もはや「豆苗」という感じではなく、完全に「エンドウ」です。庭の垣根の前にネットを張って絡ませています。ちなみに、画面右端に見えるのは今年初めて植えたジャガイモ。こちらも収穫が楽しみです。

花は遅かったです。なかなか花芽が出て来なかったので、

『もしかすると、食品として売られている豆苗はあまり実がならないような品種、もしくは加工がされているのかも』

なんて思って心配しましたが、それは杞憂でした。

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ある日、ぽつんと1つだけ咲いた一番花以降は、これまたジャック状態で、次々に花が咲き、小さな実ができて1~2日で収穫サイズに育ってくれました。

冒頭の写真は収穫した際に撮影したもので、サイズ感を見て頂ければと思います。

この程度の大きさであればスジを取らなくても柔らかくて美味しく食べられます。

1日に収穫できる数は、5~6個程度なので、夫婦二人の朝食のサラダにちょうど良い量かもしれません。
(我が家はマンションの専用庭ですので日当たりがあまり芳しくないため成長や収穫にマイナス影響があってのことかもしれません)

花が咲いてしまえばコッチのもので、花は次々に咲き、数日後にはもれなく実が顔を出します。

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こちらは、最初にできたエンドウ豆です。記念に撮影しておきました^^

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こちらは、今現在成っているエンドウです。

エンドウは、花が1対で咲くので、実も2つになります。

ちょっと余談ですが、エンドウの葉って食べられるって知ってますか?

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こちらは、我が家のある日の朝食のサラダです。

真ん中の花芽がエンドウである事は一目瞭然ですが、その下の、丸っこい葉や、クルンとまるまった弦はエンドウの新芽・葉を摘んだものです。

考えてみれば、元々葉や芽を食べるための「豆苗」なのですから、成長してからも葉や芽を食べられて当然なんですが、食品としての盲点と言えば盲点で、2011年の時点ではまったく知らなくて実だけを収穫した記憶があります。

ビーンズ・リーフというらしく、栄養価も高く、葉なのに豆の味がするのは少々不思議ですが、我が家では同じくプランターで育てている柔らか春菊と共に、すっかりサラダメニューの常連になっています。

もし、豆苗を育てて大きくなったら是非試して頂きたい味です^^

豆苗を育てること自体は比較的簡単でした。

植えた直後に鳥(ヒヨドリ)にほじくり返されて食べられるという予想外のアクシデントがありましたが、まあ、冬の間は野鳥も生存に必至ですから少しぐらいは分けてあげてもいいんですが、彼ら、際限がないので放置すると全滅しますので要注意です。

不織布をかけて守っていれば、あとは、適度に陽射しがあって、水やりを心がければ生命力の強い植物なので、豆任せで大丈夫だと思います。

肥料もそんなにやっていません。

花が咲き始めてから1度だけ液肥を与えましたが、できた実は少し痩せていたのでもう少し液肥を与える回数を増やせばよかったかな…という感じです。

水やりは、元気に背が高く育ち始めてからは、おそらく土の中の根も充実して水の吸い上げ量が増えるかな~と思ったので、少し意識して回数多めに与えるようになりましたが、根を腐らせたくないので、常に土が濡れている…という状態ではなく、表面が乾き始めたら…という感じで与えていました。

薬剤も特に使わずに育てましたが、実ができる頃になって(おそらく季節的な要因)で「うどん粉病」が出ました。

うどん粉病の拡大は早いので、事前に少し対策をしておけばよかったと思います。

下の方の葉を虫に食われますが、虫が食う程美味しく育っているのだと考えて、見つけたら手で取り除くだけで虫に対しては薬剤は使いませんでした。

あと1点、注意点があります。

それは、水耕栽培では虫が湧くと言う事です。

今回の我が家の事例は、プランターの土中に豆の部分を全て埋め込んだ状態で育てていますので、「屋外である事」「虫が湧く豆が土中に埋まっている」という事で、虫を防止(湧いても屋外なのであまり気にならない)しています。




そんな訳で、今日は新芽を食べた後の豆苗を埋めておくと、翌春にはちゃんとサヤエンドウができるというお話しでした。

我が家のようなマンションの狭い(3.5平米程度)専用庭で、1日の日照時間が3~4時間でもちゃんとサヤエンドウができましたので、誰でも簡単にできると思います。芽を食べ終えたら植えておく事をお勧めします。

ただし、ここに書いた事は筆者の勝手な独断で何ら根拠はありませんので、実際に育てる際には、WEBや参考書などをお読みになってくださいね。

では、今日はこの辺で…。

➡【再生豆苗に花が咲いて実がなりました♪


こちらは液肥です。

【住友化学園芸 肥料「花工場」原液 1200ml】

自分が実際に庭の花や野菜に使ってみて、もっとも効果があったと思う液肥です。原液を希釈して使うのですが、青い液体なので植物に良いイメージではないのがちょっと難点と言えますが、葉物野菜でも、実野菜でも、花でも良い効果が得られています。

希釈の倍率は守って使ってください。濃くすれば効果があがるわけではありません^^; 2リットルのペットボトルに2ml入れて上まで水を入れれば約1000倍の希釈液が作れます。ちなみにスポイトを買っておいた方が作業が楽です。

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あと、うどん粉病への対策もおはやめに。

【ベニカマイルドスプレー 1000ml 住友化学園芸】

住友化学園芸の殺虫殺菌剤のスプレーボトルです。手ごろで使いやすく、化学殺虫成分を使用していないので野菜やハーブ、果樹への使用も安心です。

今でこそ(2021年現在)、バラやその他の花、野菜などを育てられるようになっていますが、この当時は虫や病気への手当てが後手後手でいろいろ失敗をしました。対策は早めに…です^^;

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