鯖寿司 いずう (京都祇園)
京都って、私にとってはちょっと敷居の高い土地です。
行って見たいけど、なかなかチャンスもなくて縁遠いことから、
なんとなく、自分の中で勝手に敷居を高めている感があります。
生涯これまでに2度だけ京都に行ったことがあります。
1回は、中学の修学旅行で。
京都と奈良を観光したはずですが、まったく覚えがありません。
別日に行った「万博」の方が印象が強かったせいかもしれません。
(修学旅行の年がちょうど万博の開催年でした。らっき~^^;;)
もう1回は、高校生の頃、先輩に連れられてクルマで。
確か、喧嘩した先輩の彼女が京都に行ってしまったので、
それを迎えに行って、仲直りするのに付き合え…って事だったかと。
事の顛末はまるで覚えていませんが、入り組んだ町並みで、
クルマを止めるところがなく困った記憶だけが残っています。
そういえば、クルマをなかなかとめられずに約束の時刻を過ぎ、
結局、先輩は彼女と仲直りできなかったような…^^;;
そんなわけなので、京都のことは全く知らないですし、
でも、一般常識的な知識と、食い意地が張った私の情報の集積によって、
少なくとも、鯖寿司、漬物など旨いものがあるのだけは知っていて、
京都に行きたい理由も、まさにグルメツアーであるわけなんです^^
正直、神社仏閣にはあまり興味はありません。
一面雪の中に佇む金閣寺…とか、桜満開桜吹雪の中のナントカ寺とか…
そういうシチュエーションとして見てみたい「風景」はあっても
それ以外では、京都行の理由はグルメ以外にはないのでした^^;
最初は、関西の親戚達の薦めに従って河原町へ向かうもごく普通の繁華街の趣。
う~ん、ちょっと違うんだなぁ…、もっとそれらしい町並みが見たいんだよね…
ということで祇園地区へ移動。
当初の行動予定は、本能寺~寺町通り~錦市場~河原町~祇園って感じだったんですが
祇園には目的地の筆頭「いずう」をはじめ、行ってみたかったお店や場所があるので
予定を大幅に繰りあげて、寺町通り&河原町は素通りでまずは祇園へ。
さて「いずう」。
鯖街道の話しも含め、京都の「鯖」に関しては、
私の中ではある種神格化されつつあるほどの憧れを持って待ちわびていました^^;
元々が「鯖」好きの私。
塩焼き、味噌煮、干物、〆さば、鯖缶(水煮~月花が特に好き)など日々の食卓にも…。
そんな私が今回の京都行で一番楽しみにしていたのが「鯖寿司」でした。
そんな期待を持って調べてみると、老舗と言われるお店がいくつか…。
その中でも「いずう」は、好き嫌いに関わらず一度は食してみるべし…だそうなので
京都へ行ったら「まずはいずう」を合言葉に祇園の町へ…。
着きました^^
こじんまりした構えですね。
もっと厳めしい(いかめしい)感じかと思っていました^^;
それでも初めての京都の老舗の戸を開けるにはちょっとドキドキしましたよ^^
鯖寿司しかないのかと思ったら、色んな種類のお寿司がありました。
こちらは、私の注文の盛り合わせ的なメニュー。
鯖寿司2つと、箱(押し寿司を箱と言うんだそうです)3つ、巻き寿司が2つ。
押し寿司は3つがそれぞれ半分に切ってあって、具材が6種類楽しめます。
ボリュームも結構あって、男の私でも充分満腹になりました。
鯖寿司の周囲の昆布は、食べる時には外して別々に食べる…と教わりました。
上品な味付けで、酸味が勝つことのない甘みのある薄味の酢飯が好きでした。
鯖も程よく脂が乗っていて美味しかったです^^
こちらは、奥さん注文の期間限定セット。
2月だけの限定だそうです。
2種類の昆布の鯖寿司が2巻ずつに小鉢がついていました。
白い昆布も普通の昆布とは味わいが違って美味しかったです。
私たちが食事をしている間にも、入れ替わり立ち代りでお客さんが訪れ、
お土産だけのお客さんで鯖寿司を5~6本買う(つまり10人前以上)人もいたり、
電話で大量予約をする人あり…で、人気店なんだなと嫌でも分かります。
私たちも、お土産に鯖寿司を2人前(1本で2人前~半分の1人前もあり)も注文しました。
「本日召し上がりますか?」
と聞かれたのですが、「?」と思い確認すると、
防腐剤など一切使っていないし、酢も控えめ…、
しかも、冷蔵すると味が落ちるので常温保存…ということなので、
当日食べない(賞味期限は翌日いっぱい)なら切れないが、
当日食べるなら、カットしてくれる…ということでした。
たぶん、土産を渡した瞬間になくなる…と思ったのでカットして貰いました。
お土産も食べたのですが、店内で食べたものと少し違うような…。
酢飯の酢がほんの少し強めに感じたのは私の気のせいでしょうか。
鯖も〆かたが若干強いように感じました。
同時に食べていないのでなんとも言えませんし、個体差かもしれませんので
断定的なことは言えないんですが…。まあただの感じ方の問題かも…デス。
そんなこんなの初京都、初いずうでした。
お店のまん前に「人妻専門」の怪しげなお店があったのが興ざめですが、
(違うのかもしれないけど)老舗の京都を味あわせて貰ったようで満足できました。
余談ですし、ネットで仕入れた知識ではありますけれど、
包装紙に描かれている「富士山」、「三保の松原」は、いずれも日本一を表し、
そうありたい、そうあらねばならぬ…といった「いずう」の心構えと、
そして何より自信とを表しているそうですが、
それが陳腐にならず、なるほどと頷かせるのはさすが伝統と精進のなせる業…
と感心した次第です。
すっかりファンになってしまいました。
次回帰省の際にも、きっと訪れると思います。
ご馳走さまでした^-^
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(注)全ての記事内容はあくまで私の主観ですので、その点ご理解の上お読み下さい。
拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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