管理釣り場は難しい?
私が始めて管理釣り場へ連れていって貰った数年前、
ルアーフィッシングを全くやったことがなかった私でも、見よう見まねでそこそこ釣れて、
「こりゃ面白い」と思って、いっぺんにその楽しさにハマってしまったものでした。
いくつかの管釣りを訪問して、少しずつですが知識や経験が増えてゆきました。
そして、自分は「数」をたくさん釣るよりも、
大きな魚を釣ることに喜びを感じることが分かりました。
最初の管理釣り場が、たまたま「すそのフィッシングパーク」だったこともあって、
40cm、50cm、60cmの大物がヒットして、ランディングするまでの楽しさを知りました。
また、いかに魚を弱らせずに、傷つけずに、生存し続けられるようにリリースすることが、
私にとっての、管釣りルアーフィッシングの一番の眼目であることも見つけました。
だけど、根本的には、人の手で魚が放流された閉鎖されたポンドで釣る…
というスタイルですから、釣れるのが基本の釣りであることは間違いないと思います。
もちろん、閉鎖されているとはといえど、自然の中のポンドですし、
生身の魚を相手にするわけですから、楽にたくさん釣れることもある一方、
なかなか釣れない、あまり調子が良くないこともあるのは当然です。
でも最近、特に、今年に入ってからの管釣りは、ちょっと様子が違うように感じます。
先日の釣行記のコメントに「バスさん」も書いていましたが、
年々、だんだん釣れなくなってきているようです。
私もそう思います。
現に、そのすそパ釣行の際に、場長とそういう話しをしてきたばかりでした。
もう少し厳密に言うと、私の感じるのは、「それって管釣りなの?」ってことなんです。
↑にも書きましたが、自然の中のポンドで、生身の魚を相手にするわけですから、
いつでも、自然現象に無関係に、ばんばん釣れるわけではありませんし、
そんな釣り場なら、逆に面白くはないと思います。
でも、やはり根底には、放流して釣らせる施設…という側面があると思うんですよね。
数釣り大会や、普段の釣行でも、より多くを釣りたいと思えば、それなりの腕も必要ですし、
時間や、曜日、天候、気温など、釣れる条件を整える必要も出てきます。
一昨年までは、多くを釣るために整えた条件が、充分に効果を発揮した…と思うんです。
私的に言えば、それは「平日」であり、「ナイター」であるわけです。
「平日」であれば、他の釣行者が少なく、人的プレッシャーを回避できます。
「ナイター」は、同じく人的プレッシャーを軽減するとともに、魚の警戒心も薄らぐでしょうし、
さらに、「夕マズメ」という、魚が食う時間にも合致させることができます。
朝一番からの釣行…。
これも釣れるために整えられる条件の一つでした。
昨夜の営業終了から誰もルアーを投げていないポンドへ初めて落ちたルアーには
魚も食いつく可能性が高いでしょうし、朝マズメにあわせることも可能かもしれません。
スプーン変更、カラーローテーション…。
これも同じ整えられる条件の一つかもしれません。
スプーンのアピール力や波動の出方、泳ぎ方などを変える、カラーを変えることで、
魚の目先を変え、アタックさせられやすくなるかもしれません。
他にも、色々な「整えられる条件」はあるでしょうし、人それぞれにメソッドをお持ちでしょう。
でも、そうした条件やメソッドが、去年、今年と、徐々に効果が薄れている気がしてなりません。
朝一番から釣れないし、平日だって、ナイターだって芳しくないし、
スプーン換えても、カラー換えても、反応鈍いし…。
そうしたことの結果を「釣れなくなった」と表現してもいいのですが、
結果としての釣果だけでなく、何か違うんじゃないか…
それが何だか、まだ分からないのですけれど、どこかに何か根本的な理由があるような…
そんな気がしてならないんです(本当に、「気」だけですけどね…^^;;)
魚の遺伝子?
先にポンドにいる魚が教える?
そんなことがよく言われます。
遺伝子のことはよく分かりませんけど、管釣りの養殖魚ってポンドの魚が親??
また、魚がコミュニケーションを取って、魚同士で教えあっているとは思えませんけれど、
ルアーが着水した時に、何か警戒信号のようなものとか、倦厭信号を出すとか…。
それとか、苦い汁を出す…とか…。
バラすと釣れなくなる…とも言われるじゃないですか。
だとすれば、何らかの信号的なものがあるんじゃないですかね…な~んて、
そんなことを考えるほど、ルアーに対する反応が悪くなっているように思います。
まあ、あまりに釣れないので、ヘタクソおやじの頭の中を妄想を駆け巡っているのでしょうが、
それにしても、このまま行ったら、管釣りはどうなるんでしょう。
「釣れない釣堀」というエリアがあります。
行ったことがないので、本当に釣れないのかどうか知りませんが、
私が行くエリアも、「釣れないエリア」になってしまいそうです。
管釣りは、初心者でもヘタクソでも、そこそこ釣れて楽しめる施設…であって欲しいと思います。
それが管釣りってもんじゃないんでしょうか…。
そりゃあ、ちょっとのメソッドや腕を求められるのは、楽しみの幅を広げると思いますけれど、
エキスパートしか釣れない…のでは、管釣りじゃないような…そんな気がするのです
ナンチャッテ…^^;;
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(注)全ての記事内容はあくまで私の主観ですので、その点ご理解の上お読み下さい。
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拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
コメント
No title
確かに僕が行ってる釣り場も簡単じゃないですね。
関東の釣り場のHPとかも覗いて見るんですが、こっちの釣り場とは
放流の量が桁違いです。
こっちはポンドはバカでかいのに、放流量少ない上に周一回です。
釣れないんだけど、管釣りの面白さが分かったんで通っちゃいます(笑)
ただ、釣り初心者と一緒には絶対に行きません、理由は簡単じゃ無いからです。
だから管釣りファンが増えないんだろうなぁーと、、、
この結果が客の減少~放流減~釣れない!!少なくとも広島はそんな感じです。
2009-11-13 21:43 kazu URL 編集
No title
毎回、楽しく読ませていただいています。
自分は、管理釣り場のルアーを初めて5年。ほぼ毎週いろいろな
管理釣り場で楽しんでいます。
年々難しくなる管理釣り場については、自分も同じ様に感じています。
中でも、一年中休まず営業を続けている釣り場では、年々難しくなる傾向が強いと思います。
栃木県内の管理釣り場では、大半が夏季は営業を休み、ポンドの清掃、水の流れの改善、魚の入れ替えが行われます。ポンドがリセットされることで、釣れる状態が保たれていると考えています。
又、老舗のエリアでも入水、排水の変更などの工夫が毎年のように行われています。
川からの水を中心に使用しているエリアでは、水温の上昇や水質の変化に合わせるのが大変との事です。
ポンドの条件で一律に判断はできませんが、ポンドが疲弊することで、魚へ悪い影響が出ることは明確と思います。
2009-11-14 20:21 ロードスター URL 編集
No title
そちらもそうですか…^^;;
>こっちはポンドはバカでかいのに、放流量少ない上に周一回です。
ポンドでかいんですね。気持ち良さそうだなぁ。
>この結果が客の減少~放流減~釣れない!!少なくとも広島はそんな感じです。
なるほどねぇ。
でもこちらでは、放流すれば釣れる…ってモンじゃなくなってきましたよ。
私の通うすそパは、元々、あまり放流効果が感じられないんですが、
最近では、ほとんど恩恵を感じない…そんな気がします。
管釣り…、今後、どこへ行くんでしょうかね。
2009-11-15 03:21 KAZ@Laidback URL 編集
No title
>毎回、楽しく読ませていただいています。
ありがとうございます。ヘボ記事ばかりで恐縮デス^^;;
>ポンドがリセットされることで、釣れる状態が保たれていると考えています。
それはあるでしょうねぇ。
すそパの場合は湧水を使っているので、水温変化がほとんどなく、湧出量も相当量なので、水温上昇等での夏場の休業の必要は必要ないんだと思います。
また魚の量や大きさから見ても、ポンドの水を抜く…ってのは難しいのかもしれません。
でも、リニューアルのニュースをよく耳にしますし、その後は(しばらくらしいですが)よく釣れるようになるそうですもんね。
>ポンドの条件で一律に判断はできませんが、ポンドが疲弊することで、魚へ悪い影響が出ることは明確と思います。
うーん、そういう面もあるかもしれませんねぇ。
反面、特に下池はそこにそれなりの生態系ができている感じなんですよねぇ。
まあ、釣れる釣り場にするのか、しないのか…、
するなら、どうやるのか…
どれぐらい釣れる釣り場にするのか…
しないなら、どのぐらい釣れない釣り場にするのか、
その先にある将来をどう想定するのか…
その辺は、経営者・運営者が考えることだと思います。
その釣り場がどう変わるのか、変わらないのか…それを見て、兆候するかしないか決めればいいんじゃないでしょうか^^
最近は、釣れない釣り場に時間と手間と金をかけて出向いても…と思い、だんだん釣行が減ってきています。
ぶっちゃけつまんないんですもん^^;;
2009-11-15 03:36 KAZ@Laidback URL 編集
No title
コメント、今頃ですみません。
「管釣りが難しくなったか?」
うーん、たしかにそうかもしれませんね。
今まで釣果を出せたルアーやメソッドが効かないなんてのが最近、多いですし。(たいしたメソッドは持ってないんですけど ^^;)
でも、いつ行っても同じ釣果が得られるのも考えものですよね。「今日はむずかしかったね」とか、その日の事を話しながら帰るのも、なかなか面白い訳で・・・。
そのエリアに慣れてしまってるのもありますよね。
場長も良くおっしゃってますが、コンディションの見極め(魚を良く観察する)ってのも必要かもしれません。
KAZさんの場合、色んなシバリをして、こだわりを持った釣りをしてらっしゃるので、私からみたら、すごいなーといつも思ってしまいますよ。
難しいだけの釣り場なら他にもたくさんありますが、そこには足が向かず、すそパに通うのは、理由があるからでしょう。
釣り、いきてえ・・・。
2009-11-17 21:24 にゃ~す URL 編集
Re: No title
> でも、いつ行っても同じ釣果が得られるのも考えものですよね。
そんなこと書いてないっすよぉ^^;;
難しくて釣れなくなった…と書いたんであって、いつも同じ結果であって欲しいとは私も思ってないですよ^^;;
私が管釣りを始めたばかりの頃だって、爆釣の日もありましたけど、まるで釣れない日もありましたからね。
今よりもっともっとヘタだったので、2時間も何も釣れなくて飽きちゃったことも度々でした。
要はメリハリでしょ。
以前はちゃんとメリとハリがありましたよ。今はメリばっかりで、ハリがないと思うんです。
にゃ~すさんは、ハリばかりじゃ面白くない…とおっしゃりたいのだと思いますが、今のすそのにハリなんてあります??
まあ私がヘタなんでしょうけど^^;;;; メリもあってもいいけど、たまにはハリがないと面白くないと思うんです。
> 場長も良くおっしゃってますが、コンディションの見極め(魚を良く観察する)ってのも必要かもしれません。
それって「極めなきゃ」釣れないってことですか?
そりゃあエキスパートさんや場長は、コンディションを見極めて釣る事ができるのかもしれませんが、
私が言いたいのは、そういう日もあっていいし、それが面白みでもあるのだけれど、そればっかりじゃ面白くないってことです。
最近はそんな日ばかりじゃないですか?この一年、ウハウハの爆釣なんて経験しましたか?
何やっても釣れるようで、でも実は食わないカラーがあって、それを見つけて喜ぶなんて…ありましたか?
管釣りってのは、日を選び、状況を選んで釣行できない人でも釣れる施設って側面もあったはずじゃありませんか?
ど初心者がまぐれでも大物を釣り上げて、ハマってゆく足がかりになるような施設って役割もあったんじゃないですかね?
> KAZさんの場合、色んなシバリをして、こだわりを持った釣りをしてらっしゃるので、私からみたら、すごいなーといつも思ってしまいますよ。
別にすごくはないですけど、曲がりなりにも自分なりの楽しみ方は少しずつできてきました。
でも、そのことと管釣りがエキスパート専用釣り場みたくなるのとは別問題だと思うんですよねぇ。
自分が自分の釣る技術を高めることと、釣り場が尖鋭化するのは別問題だと私は思います。
難しいことができない人、「魚のコンディションを見極め」られない人は釣れない釣り場だって宣言しちゃっていいんでしょうかね。
> 難しいだけの釣り場なら他にもたくさんありますが、そこには足が向かず、すそパに通うのは、理由があるからでしょう。
いや、だから向かなくなってんですってば^^;;
去年は月6回釣行してました。今は月2回行くか行かないか…です。
釣りが好きだし、管釣りのお手軽さが好きだし、どうせ釣るなら大きい方がいいし…で、すそのに行く機会が多いと思いますが、
今のすそのが、難しいだけの管釣りじゃない…って言い切る自信はないですよ。
大物が多く、賢い魚、警戒心の強い魚が多い分、難しい釣り場になっていると思います。
以前は、初めてすそのに行かれる方をお連れするのが楽しかったんです。
釣り上げた魚が大きくて、本当に嬉しそうにしているのを見て、お連れして良かったと思ったものです。
でも先日、結局はキャンセルになりましたが、初めてすそのに釣行される方が、釣れなかったら申し訳ないって、
すごく心配でしたし、お誘いしたことを恨まれないか…とさえ思ったんですよ。
なんか批判しているように感じるかもしれないんですけど、それでも私はすそのが好きですし、
好きな分だけ、心配でもあるんです。今のままで大丈夫なのかな…って人事ながら考えてしまうんです^^;;
余計なお世話ですけれどね。
> 釣り、いきてえ・・・。
次回は付き合ってくださいよ♪
いつにします?^^
長々すみません.
2009-11-18 01:06 KAZ@Laidback URL 編集