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2008/02/15

スランプ脱出!?

最近になってようやく釣りの面白さを思い出してきた気がしているおやじです^^

思い出す?どういうこと?~ はい、実は極度のスランプでした^^;;

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といっても、ワタクシはトーナメントなどに出場しませんので、
釣れる数が少ないとか、大会で上位に入れないとか、そういう意味合いではありません。

多分に気分的なものなのですが、釣行後に、満足感というか、充実感に欠けるというか、
釣り自体がぜんぜん楽しくない感じが、ずっと続いていたんですね。



そんな風に思うようになったのは、遡る事半年ほど・・・。
実は、自分が仕切った「第2回縦横CUP」の頃にはすでに、
釣りした後に、面白かったなあ・・・という気持ちが残らないように、徐々になっていました。

なぜなのか、自分でも分かりませんでした。
だけど、なんだか面白くない・・・楽しさが残らない・・・充実感に欠ける・・・。
管釣り経験は、isaさんに教わって以来、まだ数年ですけれど、
若い頃から、何らかの釣り~主に海~は、ずっと続けていて、釣りは大好きなはずなのに・・・



そのため、釣行も極端に減少し、
厭世観のピークだった10~12月には、3ヶ月で数回の釣行しかありませんでした。
それも、気分が変わって楽しくなってるかも・・・との期待の釣行も含んで・・・です。
でも、何も変わりませんでした。
正直、もう釣りはいいや・・・やめようかと思っていた時期もあったんです。



しかし、年明けから・・・どうやらスランプも明けてきた感じがしていました^^
そして、最近、足柄CAに通うようになって、いよいよ「完治」かと・・・そんな気がしてきました♪



何がそんなにスランプだったの?
と自問すると、スランプから抜け出せそうな「今」だから分かることがありそうです。
そんな辺りをちょっと書いてみたいと思います。



ワタクシにとってのスランプとは・・・
それは、ワタクシが「自分の釣りのスタイルを見失っていた」がためのストレスだったようです。

何度か記事内にも記していますが、ワタクシは数釣るよりも大物を釣りたい人です。
大物がなかなか釣れないので不満足なの?
いえいえ、そうではありません・・・この点を、もう少し詳しく考えてみます。



例えば・・・、

何がなんだか分からないけど、結果的にたくさんの魚が釣れた・・・


こういうシチュエーションは、その場は楽しいのですが、
ワタクシ的には、あまり満足感が残りませんし、嬉しさも大きくありません。



逆に、あまり数は釣れなかったけれど、
渋い中で、自分なりに考えたメソッドで釣れたり、大物を意識した釣りをして、大物がヒットしたり・・・、
これは嬉しいシチュエーションです。



ワタクシの記事には、スプーンがウオブリングだのローリングだの、
ラインがナイロンだの、フロロだの、そのエリアの基本カラーがどうの・・・
そんなこと~多くの場合は屁理屈であり、自己満足です~が多々書いてあります。


実は、それらが正しいか、間違っているかってことはあまり重要ではありません。
まして、その正当性を、誰かと論争するために書いているのではありません。

私にとっては、あれやこれや考えて釣ること自体が好きなのであって、
その結果としての釣果が「満足感」であり、「充実感」に繋がるわけです。



昨年、「ならやま沼漁場」で開催された.com戦に初めて参加させて貰いました。
isaさんにお誘いを頂いて、よく考えもせずに、未知のエリアだというだけで参加を決めました。

しかし、未知のエリアを楽しんだり、研究したりする余裕などどこにもなく、
時間とルールに追われ、何が何だかよく分からないうちに大会は終わってしまい、
私の中には、楽しさも、うれしさも、経験値も、釣果も・・・何も残りませんでした^^;;



思い起こしてみると、その大会で感じたことが、私自身の精神的スランプを表していたんです。
(その時には、あまり意識しなかったんですが;;;)

  「大会って、時間に追われてせわしないんだな、忙しいな」
  「じっくりパターンやメソッドを探しているヒマなんてないんだな」
  「方法はともかく、限られた時間で結果を出さないと・・・」

釣れるまでの過程や、方法などを楽しむタイプのワタクシには、
こうした大会用の釣りに、自分の釣りを当てはめることがストレスになってしまったようなのです。

  誤解しないでくださいね。
  大会やトーナメントを否定しているわけではありませんから^^;;
  (お叱りを受ける前に注釈しておきます)
  もちろん数釣りを否定しているわけではありませんから。

  私個人において、大会に勝つための釣り方とか、その雰囲気とかが向いていない・・・
  (もっと的確に言えば、ついてゆけない・・・ってことかもしれません^^;;)
  ということであり、それ以上のことは、何一つ論じていませんので。
  誤解なきようお願いします^^

  要するに、方向性も嗜好も違うのに、何も考えず雰囲気に引きずられてたってことです^^;;



誰かのせいじゃないですし、自分も知らず知らずのうちに・・・ですが、
大会向けの・・・というか、そういう釣りを、普段にも持ち込んでしまって、
ストレスが溜まって、自分の釣りを楽しめなくなっていたんですね。

誤解を恐れず、もっとぶっちゃけで言えば・・・、

  『大会に出られるまでに上達した自分』・・・がいて、そんな自分は、
  『上級者さんと同じような釣りをすべき』・・・である・・・という勝手な枠に自分をハメ込んでいた・・・
  という感じでしょうか・・。

  大会に出るから上達したわけでも、上級者の仲間入りをしたわけでもないのに・・・
  なんだか、勝手にそんな「枠」を作っていたのかもしれないです^^;;
  


でも、たまたま偶然ですが、
そうしたストレスを解消し、自分の釣りのスタイルを思い出させてくれる事が続きました。



まず最初は、現在のロッドを入手したこと。

「購入」ではないのは、
開成FSで開催された上州屋&DUELカップの優勝賞品の金券で購入したからです^^
このロッドが、後々に自分の好きなスタイルを思い出させてくれることになります。

この大会での優勝がなければ、ロッドを手に入れようとは思わなかったはずですから
たまたま優勝して手に入れた金券が、スランプ解消に繋がってゆくなんて・・・
なんだか、不思議です^^



次が、すそパの場長教わったことと、ラインの変更です。

場長に教わったというのは、以前の記事に書いた「三角波でのアタリ」の話しです。
これを実現するために、見えるラインが必要になり、
現在のライン~東レソラローム・トラウト・コンビネーション~カラーラインに変更しました。

後々に、新たなロッドと、このカラーラインが非常に重要な意味を持ってきます。
(当時はそんな意識はありませんでしたが)



そして、初めてのエリアへの釣行。

関西の見ず知らずのエリアで、知り合いも誰もいないポンドで無心で没頭できたこと。
特に、千早川では、それまでにない満足感を得る事ができました。
結果が出て、気持ちが軽くなったという側面もあったと思いますが、
それ以上に、あることを思い出したことで、ある程度の満足感を得られたのです。



最後が、最近、通い倒している足柄キャスティングエリアの存在です^^;;

このエリアに通うことで、私は完全に自分のスタイルを思い出すことができましたし、
これまで惑わされていたことを整理できたという意味で、スタイルの再構築ができたとも言えます。



いえ、なに・・・カンタンなことなんです^^;;
これを読んでる皆さんなら、な~んだそんなこと・・・と思われることだと思います。

  ・ラインでアタリを取ること
  ・大きく重いスプーンを使うこと

この2点に集約してしまうことで、
いままでストレスになっていた様々な「迷い」や「欲」から開放されて楽になりました。



どういうことかというと・・・、
例えば、釣りに行っていて、周囲でどんどん釣れていると
「自分も」と思ってプレッシャーを感じることってありませんか?

私はその傾向が顕著なんです^^;;
決して数釣りをしても満足しないクセに、周りに引きずられて数を釣りたいと思ってしまうんです。

すると、アセリを感じ、集中力を欠き、意識はラインから離れ、周囲ばかり気になります。
そのあげく、何の策もないまま漫然とキャストを繰り返し、
他力本願に、手元に来るアタリだけを待っている…
そのクセ、「もっと釣れるはず」という思いだけが残って欲求不満に・・・。


そんな状況から出る結果は、たとえたまたま数が釣れようが、大物が釣れようが、
それは偶然であり、「釣った」のではなく、「釣れた」に過ぎないのに・・・^^;;



そんなことも忘れてしまっていたんですね・・・。
ようやく気づいた・・・ってことなんです(遅いよ!って?~苦笑)



現在のロッド、Presso63UL-SVFは、
前の62ULの後継で、硬いティップで、ライン変化をブレずに見せてくれるロッドです。
そのロッドに、カラーラインの組み合わせは、アタリをラインで取る・・・
というスタイルを、従来より何倍も容易にしてくれました。


また、満足感を得られたエリア・・・千早川や、足柄CAのポンドは浅いせいで、
「レンジを探る」という要素が少ない分だけ、
「ラインの変化を見る」ということに集中できたんですね。

  浅くて、クリアな水質の足柄CAだととてもよく分かるのですが、
  魚がスプーンを咥えているのが見えるのに、手元には全くアタリを感じない・・・
  そんなことが多々あります。
  目の前で、実際に魚がスプーンを咥えて泳いでいるのに、手元には何も感じないんです。

  もちろん、他のエリアでも同じことは起きていたのだと思いますが、
  水深のない、どクリアな水質の足柄CAだから、余計にそれが見えたのでしょう・・・。


当然ですが、この状態で、ラインを見ずに手元に来るアタリを待っていても、
「アタリがない」としか思えません。

しかし、ラインを見ることで、感じないアタリを拾ってアワセられれば、
それは「釣った」という満足感に繋がるでしょうし、充実感も残るんですね。

策もなく漫然とキャストを繰り返し、アタリを待つのではなく、
「ラインでアタリを取る」ということを見失わないことが
自分のスタイルを維持することであり、結果として「釣った」感が得られます。
「釣った」感は、満足感となり、充実感になると思うのです。




もう一つの要素である「大きく重いスプーン」については・・・。

ワタクシは、isaさんに教わった際に、最初にすそパで管釣りを覚えたせいか、
小さい魚を数釣っても、どこかに未達成な感じ、物足らなさが残ります。
50cmオーバーの大型とのファイトをしないと不満足なんです^^;;


大物がヒットする可能性を高めるために、スプーンは大きく重いものを使います。
やはり、大きく重いスプーンには大型が来る可能性が大きいと思いますから。


それと、大きく重いスプーンを使うことには、二次的なメリットがあります。
アタリが出やすい・・・という点です。
そのことは(大型でなくても)自分の釣りを容易にしてくれる要素になっていると思います。

  もちろん、状況によっては大きく重いスプーンには反応しない場合もあります。
  そんな際には、小さく軽いスプーンを使わざるを得ない場合もありますが、
  第1投から1gとかではなく・・・基準を大きく重くする・・・って感じです。




そんなこんなで・・・
そんな簡単なことに、やっと気づいた今日この頃・・・
いつかの、あのワクワクするような釣りが大好きな気持ちが蘇ってきた気がしています^^

遅くなったけど、でも、気づけてよかった^^
また、楽しい釣りの日々が始まりそうです♪



100尾を釣れたら大満足って方も、逆に100尾でも満足できない方もいるでしょう。
それは、どんな釣りが好きか・・・ってことで、各々の自由ですよね。

私の場合には、数釣りはあまり興味がありません。
下手なんで100尾なんて釣れないでしょうが、仮に釣れるとしても、
100尾も釣れる過程で、たぶん20尾ぐらいで飽きちゃうかもしれません^^;;
なんせ、飽きっぽいもので^^;;


それよりは、

  「きたぁ~」
  「フック伸ばされちゃうかも」
  「ライン、切れるなよぉ~」
  「(岩や杭に)潜るなよ、巻くなよ」

なんて、ハラハラドキドキしながらゲットした大物が1尾釣れる方が何倍も満足なんです^^
釣りに関しては、「どM」だったりするのかもしれません(爆)。


  その反面、現在のタックルでは、小さな魚のアタリは蹴ってしまう場合もあり、
  一時は、ティップの柔らかいロッドで食い込ませよう・・・なんてことも試しましたが、
  今は、もう割切っています。

  現63ULは、以前の62ULよりは柔軟性があるので、
  ロッドとラインに角度をつけたり、ドラグを緩めにしたり・・・で対処して、
  できるだけのアタリはヒットに繋げたいのはもちろんですが、
  アレもコレもと欲張って、ドレとして特徴のないような釣りはしないでおこう…
  今はそんな風に割切って考えられるようになったので、
  長い長いスランプのトンネルを抜け出せそうな気がしています。



  (余談)

  スランプ脱出ったって、別に数釣れるようになるわけでなし、
  大会に出るわけでもなし、毎回、大物が釣れるわけでもなく・・・
  まして、人より多く釣るなんて比較論には興味はないですしね。
  すべては「自分なりに・・」でしかないわけですが^^

  え?大会参加ですか?
  もう二度と出ない・・・なんて思ってません。
  でも、もうしばらくは、やっと気づいた自分が満足できる自分のスタイルをしっかり固めて、
  どんな状況になっても、自分を見失わないようになったら・・・
  また、どこかの大会に顔を出させて貰うかもしれません^^
  (数釣り大会は・・ってことですよ。大物大会は普通に出ちゃうかも♪)


またどこかのエリアで、1尾釣ってはうれしそうにしているおやじがいたら・・・
よろしくお願いします^^



(注)いつものことですが、全ての記事内容はあくまで私の主観ですのでその点ご理解の上お読み下さい。



Posted by KAZ 2008_02_15_


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拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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コメント

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No title

こんばんわ!
昔の記事ですが、コメントさせて下さい。
僕も最近、スランプと言うかなんと言うか同じような事を感じていました。今シーズンまだ3回しか言ってないですけどw周りの釣果が気になる→焦る、、、そして帰り際に「なんだかなぁ~↓」と思う。僕もKAZさんと同じ釣れるまでの過程を楽しむタイプなんで、ほんっとに心から良く分かりますw

で、昨日釣り行ってスランプ脱出してきました。
ホントびっくりなんですが、脱出方法が一緒です。
硬めのロッドに変えて、カラーラインでアタリを目で見てやってみた。
今まで、手元で感じるアタリしか掛けてなく、手前に寄せてバラすのが管釣りの最大の悩みだったんですが、ラインで素早く合わせると
ネットインの確立がかなりUPしたんです。しかも楽しい!!自分のスタイルはこれなんだと思います。
もう次の釣行が楽しみでたまりませんw釣りでこんなにワクワクするの久しぶりです。

ごめんなさい。なんだか無駄に長い上にまとまりが無いw
それと、教えて頂きたいのですが、文中に「以前の記事に書いた「三角波でのアタリ」の話し」とありますが、その記事ってどこにあるんでしょうか??一応「三角波」とかで検索かけてみたんですが、、「三角波」すごい気になります!!

Re: No title

こんばんわ>KAZUさん

スランプ、脱出できてよかったですねぇ^-^ おめでとうございますぅ~。

三角波…ってのは、スプーンを引いている際に、ラインの入水点に三角の…というか、矢印のような波紋がでますでしょ。
あれがキレイに出ている時は、スプーンが正しい姿勢で泳いでいるんだそうです。
その際にティップを上げたり下げたりしてみると、三角が消えたり、出たりしますよね。
ティップを上げて消えた場合は、スプーンが上向きに泳いでいて良い姿勢が保たれていないからなんですって。
で、ラインがよく見えない時なんかは、この三角波を見ていて、角度が狭まった時にアタっているんだそうです。
三角波でアタリを取るのはなかなか難しくって、あまりうまくできませんが、先日、「ああこういうことか」と

たまたま三角波を見ていた時に明確にアタリが出て、やっと実感できました。

かなり古い記事なんで、どこに書いたか、自分でも忘れたので、ここに書いちゃいました。

No title

ご回答ありがとうございます。
なるほどっ~勉強になりました。次回から意識してやってみます!
お忙しい所スミマセンでした。

Re: No title

またまたこんばんわ>Kazuさん

いえいえ、どう致しまして。
非常に簡単に書いちゃいましたが、お分かりになりましてでしょうか。

>なるほどっ~勉強になりました。

場長にお伝えしときますね^^