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2008/04/29

太軸?細軸?すそパのバラシ対策

どうもバラシが多い気がします^^;;

私のホームエリア「すそのフィッシングパーク」では、このエリア特有の原因がありそうです。
バラシを少しでも軽減するべく、ない頭を捻っててみました^^;;

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一口に「バラシ」と言っても、その原因は様々だと思いますが、
こと、「すそのフィッシングパーク」でのバラシには、このエリア独特の環境・状況がありそうです。
今日は、そんなすそパにおけるバラシに関するお話しです。^^



すそのフィッシングパークは、『魚が大きい』ということが最大の魅力です。

20cmそこそこの魚であれば、掛けることが、楽しみの多くを占めるのかもしれません。
よく、ティップを水中に入れて一気に巻いているトーナメンターさんを見かけます。

でも、すそパの魚はそうはいきません。
掛けた瞬間から、強烈なトルクでラインを引き出し、走り回ります。

私は、掛ける事もさることながら、すそパの楽しさの大きな要因に、
この「魚とのやり取り」があると思っているんです。
ラインは大丈夫か、フックは大丈夫か、自分の腕は大丈夫か…
そんな心配をしながら、魚を徐々に寄せてネットインするまでの楽しさは格別です。
小さい魚には絶対にない楽しみです。
それも、これも、すそパの魚が大きく重いからこそ…の楽しみであるわけです。


しかし、この魚の大きさ=重さは、かならずしも良いことばかりではありません。
この重さが、バラシの多さにも影響を及ぼしていている…と私は考えています。
そこには、他のエリアとは、ちょっと違う「バラシ」の状況があるように思えます。




「大きい=重い魚はアワセやすい」…という話を聞きます。

  余談ですが…
  それはナゼ?と考えてみると、私の勝手な理屈でいいますと、
  たぶん、「力が掛かる作用点が安定するから」ではないのか?と思いつきました^^

  どういうことかと言うと…、
  アングラーが、魚のアタリを感じて(または見て)アワセを入れます。
  その際に、ロッドを立て、リールを巻くことで、「手前側に引く」という動作は、
  ラインによって、その力が作用すべき「魚の口」に伝わります。

  小さく軽い魚は、アワセという動作に対して、作用点自体が引かれるほうへ動いてしまい、
  『ハリが刺さる』という作用を軽減してしまうのではないか?ということなんです。

  逆に、大きく重い魚であれば、魚自体が重いので、作用点である魚は簡単には動かず、
  「フックが刺さる」という作用が、作用点である「魚の口」で有効に発生する…
  という事なんじゃないか…と私は考えているんです。
  (私の勝手な想像ですけどね^^;;)


話を戻しますが…

この「大きい魚はアワセやすい」は、すそパに関してはあまり当てはまりません。
すそパの魚は、ミニマムで40cm、春には45、50…、夏場には55、60、65cm級に育ちますが、
トラウトの口は、成長するにつれて硬くなり、フックは刺さりにくく、貫通しにくくなるからです。


フックが貫通せずに、口に引っかかったような状況になると、フックは本来の力を発揮できません。

pbegins74946.gif

pbegins117639.gif
pbegins117640.gif

上は、フックの各部の名称(上)と、
フッキングの様子~貫通していない状態(左)と、貫通した状態(右)です。

フックが貫通して、「ベンド」という部分まで、しっかり刺さっていれば、
フックに掛かる力は、「ベンド」~「シャンク」を下に引くような力が主になります(右図参照)。
こういう状況では、フックはその形状を維持できますし、バラシも起きにくくなります。

しかし、口が硬く貫通せず、かろうじて刺さりやすい先端だけが刺さった状態(右図)では、
「ポイント」と呼ばれる先端部分から、「スロート」と呼ばれる部分に対して、
外へ開こうとする大きな力が掛かります(左図参照)。



要するに、フックは貫通しないと、フックが開く力が掛かり、バレに繋がる…ということです。

そうだとすれば、
バラシ対策としては、フックがより貫通しやすい対処法を考えなければいけません。



実は、私のスプーンの多くは「太軸化」されています。
すそパの魚をランディングする際に、フックが伸びてバレないように…と意図したものです。
冒頭にも書いたように、魚とのやり取りも、すそパの大きな楽しみの一つですから、
ランディングまでフックが伸びずに、魚とのやり取りを楽しみたいからです。


しかし、「太軸化」は、「刺さりやすさ」にマイナスなのは当然でしょうし、
「刺さりやすさ」という点で考えれば、細いフックの方が刺さりやすいのも自明の理です。


しかし、実は、ここがすそパの難しいところ…だと思うのです。
(難しい=面白い ですけれど^^)

魚とのやり取りを楽しんで、ネットに納めるまでフックが伸びないように…
と思えば、「太軸化」は、ごく普通の選択肢だと思うのですが、
上図のように、フックが貫通することが、フックが伸びない条件の一つだとすれば
太軸化とは逆に、細軸化もバラシ防止に有効な選択だともいえるからです。

  ちなみに、今はほとんど使わなくなりましたが、FORESTの「M2」なんですが、
  あれだけ小さなスプーンなので、付属するフックも小さく細いタイプです。

  けれど、04~50cmクラスがヒットしても、フックは簡単に伸ばされるということはありません。
  もちろんドラグ設定なども関係してきますが、思いの外、伸びないものです。


そんなわけで、最近の私は、一時ほど太軸であることにこだわらなくなりました。

もちろん、土日祝日などで釣り客が多い場合には、魚をやたらに走らせない工夫が必要です。
ドラグを締めるなり、ラインを切れにくくするなり、フックを太軸にするなど、
魚を走らせないようなタックルを組むことが重要ですが、
平日ナイターなどで、ポンドに自分以外に2人とか…そんな状況では、
刺さりやすさ重視で細軸とし、ドラグを若干緩め気味にして、魚とのファイトを楽しみ、
ランディングまでの緊張感を楽しむのも一興ではないか…と思っています。


(注)いつものことですが、全ての記事内容はあくまで私の主観ですのでその点ご理解の上お読み下さい。



Posted by KAZ 2008_04_29_


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拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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コメント

非公開コメント

KAZさん、こんにちは。

昨日、ばらした後にフックをチェックしたら、完全に伸ばされているフックがありました。図でいえば、スロートが外に向いている状態です。その場でフックを交換しました。釣行前にもよくチェックした方が良いですね。^^

こんにちわ>にゃ~すさん

午後から出社してみました^^;;
とりたてて何もないので、そろそろ帰ろうと思います(爆)。

フックが伸ばされているのもそうですが、針先もチェックしたほうがいいです。
特に太軸は、細軸より貫通しにくいので、ピンピンの針先必須ですよ♪
平日はもう休めないんですか?

KAZさん、こんにちは。

針先チェックして、少しでも??と思ったら交換しました(^^)v

平日ですが、実は数年ぶりにGWを満喫できるお休みを頂いております。^^
連休が取れるのが珍しいので、残念ながら予定が入っておりまして・・・。^^;;
こんなに休んで、連休明けが怖いですΣ(゚Д゚|||)

こんばんわ。

>針先チェックして、少しでも??と思ったら交換しました

基本ですね^^

>連休が取れるのが珍しいので、残念ながら予定が入っておりまして・・・。

あ、ごめんなさい。別にお誘いしたわけじゃないんです^^;;
単に、平日はもうお休みはないのかな…と思っただけなんです。すみません^^;;

KAZさん、こんにちは。

> 単に、平日はもうお休みはないのかな…と思っただけなんです。すみません^^;;

いえいえ、またご一緒できる日を楽しみにしておりますです。^^