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2008/12/06

塩鱒とやらが旨いらしい…!?

なんでも「塩鱒」は、「塩鮭」をはるかに凌ぐ旨さらしいのですが…ホントかいな?



「塩鮭」はよく聞く名前であるけれど、「塩鱒」とはあまり聞かない名前です。

「鮭」と「鱒」。

食材として比べてみると、私なんぞは、「鮭」には「旨い」「高級」などのイメージがあり、 一方、「鱒」には、鮭の代用品のようなイメージがついて回る感じがしています。

それはおそらく、川魚全般に、海の魚より下に見るキライがあるためでしょう。



しかし、今日、ある本を読んでいたら、「塩鱒のお茶漬け」なる食い物が登場し、 その中で、「鮭」と「鱒」を比べたら、鮭は鱒の足元にも及ばない…と書いてある…

それは従来のワタシの「鮭」と「鱒」と捕らえ方に真っ向から反することであり それゆえに、逆に興味が沸いてきた…という次第なのです。




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その話しの出所は、本ブログでもたまに登場する、北大路魯山人の「味道」なんですな。

この魯山人という人物…

「知らないくせに馬鹿言うな!」と叱られそうでありますが、思うまま放言してしまえば、 関東には旨いものなどない…などと、関西至上主義的な文面で、 生まれは関西ながら、物心ついた頃から、関東ローム層の上で育った身には、 「感じの悪いオヤジ…」と映るのであります。

でも、確かに言われてみれば、 長きに渡って文化の中心であり続けた京都を中心とする関西には 料理にしても、文化と伝統に裏打ちされた高尚なものがありそうだけれど、 武士(もののふ)の文化である関東には、 繊細さや高尚さに欠けるキライがあるのはやむを得ないところかもしれませんな。

誤解なきよう申し上げておきますが、徹底した関西贔屓の魯山人でも、 マグロや、アナゴなど関東の方がはるかに旨いとしている食材もあります。

何でもかんでも、贔屓の引き倒し的に関西一辺倒ではありません。



この魯山人との出会いは、マンガ「美味しんぼ」♪

あまり熱心な読者とは言えず、飛び飛びに何冊か持っているだけですが、 その中に、魯山人のことがたびたび出てくるので興味を持っていたところ、 別件で訪れた古本屋で、少々色あせた「味道」の文庫本を見つけ買ってみた次第…。

内容は、食通というか、美食家というか向けの「旨いもの」紹介なのだが、 強烈に自己主張が強く、「~かもしれない」など、お茶を濁すような言い回しは一切なく、 自らの考えや主張を、断定的に、大上段から言い下すような文面が連なります。

読んでいると、時々、腹が立ってきます(爆)。




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で、その中に、「塩鮭、塩鱒の茶漬け」の編があって、 管釣りトラウトおやじとしては、「鱒」の一文字にリアクションバイトした… という次第なのです。

先にも書いたとおり、ワタシ的には、鱒が鮭より旨い…という意識がなかっただけに、 魯山人のいう、「足元にも及ばない」というのが、しっくり来なかったわけです。

余談ですが、釣り仲間のうちには、長年管釣りでトラウトを釣っていながら、 ほとんどトラウトを食したことがない…というものもいるようですが、 実際、赤身のヤツなどかなりの旨さですし、先日の鱒子も絶品でありました。

せっかくの食材を食さないのは、いかにももったいないと思うのです。



ふむむ…、そんなに塩鱒が旨いのなら、是非にも食してみずばなるまいて…

というわけで、そんな時は「楽天」!

「塩鱒」で検索すると、なんと、ヒットは僅かに2件。

20081205_001.jpg

しかも、「手に入りにくい鱒」なんだそうで、どうも食指が蠢いてしまいますね^^;;
(ちなみに、Yahoo!ショッピングはヒット0件でした)



自分で3枚におろすのはチト面倒…ということで、切り身しました。



というわけで、早速注文完了!

20081205_002.jpg



果たして、魯山人曰くがごとくに、塩鮭など足元にも及ばぬ旨さかどうか…。

楽天の紹介文を見ても、なかなか貴重っぽい口調で誘っておるので期待が持てます。

届いたらまたレポートしてみようと思います。

皆さんは「塩鱒」、ご存知でしたか?

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Posted by KAZ 2008_12_06_







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