鱒子の醤油漬け2008
+ + 追 記 + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
■2010年の鱒子醤油漬けは、岩魚になりました!→ コチラ
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
管釣り初体験、でも海釣りは経験豊富…という方をすそのフィッシングパークへご案内。
自分ではほとんど釣りを楽しむ時間が取れませんでしたが、
場長からとても嬉しいプレゼントを頂きました♪
昨年も、醤油漬けにして美味しく頂いたトラウトの卵です。
ちょうど、産卵のシーズンで、釣った魚が卵を持っている…
というチャンスに恵まれる場合も少なくないと思いますので、
「レイドバックおやじ流」の超簡単レシピをご紹介します。
海の魚の卵と違って、漬け汁を目一杯含んで、パンパンになるので、
コリコリの食感が他にはない「美味」を味合わせてくれます。
「音」が味を助ける…とか、食感が美味しさを倍増させる食品のことを
かの北大路魯山人もその著書(魯山人味道)で述べていますが、
昨年、初めて作ってみた「鱒子のしょうゆ漬け」も、きっとその類の食品でしょう。
(魯山人とではレベルが違いすぎるでしょうが~苦笑)
鱒子の醤油漬けの食感は、(鮭の)筋子やいくらと違って、プチプチとしています。
口中で歯を当てると、目一杯に含んだ水分が弾けるように割れる食感が格別です。
単純に、魚の種類による違いなのかもしれませんが、
塩分の強い漬け汁に、淡水の卵を漬けるので、浸透圧とかの問題もあるかもしれません。
その辺は、調べたわけではないので「~かもねぇ」程度のことで、責任は持てません^^;;
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
では、実際に作ってみます。
まずは、準備が必要なのは、酒と味醂の「煮きり」です。
「煮きり」とは、料理に使う「酒」や「味醂」のアルコール分を飛ばすことです。
鍋に、酒と味醂を入れて加熱します。厚くなったら、鍋を少し傾けて火を点け、
その火が勝手に消えるまで、そのまま加熱します。
鱒子の醤油漬けもそうですが、漬け汁の味の「角」が取れ、マイルドになります。
この手法は、すし屋などで「煮きり醤油」として実際に味わっています。
醤油や塩を入れて煮きらなかったのは、塩分の調節が面倒だからというのと、
卵の鮮やかなオレンジ色を綺麗に出したかったので、色を濃くしたくなかったためです。
(それが正しいかどうか知りませんけど)
酒と味醂だけを煮きるのであれば、醤油が煮詰まって塩っぱくなりませんし、
真っ黒な漬け汁にならないから…です。
煮きった酒と、味醂の量は…適当です。
1対1でいいかな…と思いましたが、あまり甘くはしたくなかったので、
味醂を若干少なめにしました。
結構、大きな炎があがるので注意してくださいね。
煮きった酒・味醂を、常温まで冷まさないといけないので、その間に買い物に行きました。
買い物に出る前に、煮きり酒・味醂に、出汁昆布を放り込んでおきました。
買い物は、「生姜」。自宅に生姜がなかったので…^^;;
この場合、チューブの生姜は風情がなさ過ぎかなぁ…と思ったわけです。
あとは、釣行の同行者が欲しいと言っていたので、
週明けに会社へ持っていけるような容器を「100均」で探すためでした。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
さて、漬け汁を作ります。
■煮きった酒・味醂
■薄口醤油(普通の醤油でもOK)
■天然塩
■出汁昆布
■生姜
使うものはこれだけです。
煮きった酒・味醂に、天然塩と醤油で味付けをします。
あまり塩っぱいのは好きではないですし、
あまり濃い色の漬け汁では卵の色が美しく保てないかも…と思って、
塩で基本的な味付けをして、醤油は風味付け程度にしました。
煮きり酒・味醂に出汁昆布は放り込んでおきましたので、
生姜の小片をいくつか入れて、漬け汁は完成です。
簡単でしょ?
「煮きり」以外は特別なことはしません。
簡単で美味しい…が、何よりですから♪
出来上がった漬け汁に、鱒子を入れて、1~数日寝かせます。
その間、昆布の旨みが回るように、優しく混ぜるといいと思います。
さて漬け込んだ状態がこちら。
生姜は沈んでしまっていますが、昆布は適当な大きさに切ってあります。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
そして数時間後…
![]() | ![]() |
漬け汁が先ほどより少なくなっているのが分かりますか?
卵に浸透したんですね。
画像からではあまりよく分からないかもしれませんが、卵自体も一回り大きくなっています。
ちょっと味見をしましたが、漬け汁の塩梅~文字通り味加減、塩加減~もちょうど良く、
プチプチとした食感を楽しめました。
保存を考え、少し塩を振り足しました。
何日かはもつと思いますが、昨年のようにお正月に…というわけにはゆかないでしょう。
年末近くにもう一度ゲットしたいものです^^
この季節の楽しみとなりつつある「鱒子の醤油漬け」ですが、
ふと考えてみると、私のホームエリアが「すそのフィッシングパーク」なればこそ…
の楽しみとも言えるわけなんですね。
大型というか、産卵をする成熟した魚を放流していればこそ…なんですよね^^
子マスばかりのエリアでは、この楽しみは叶わないですから。
(もちろんすそパ以外にもそういうエリアはあると思いますけれど…)
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
宜しければ応援クリックお願い致しま~す。
![]() | ![]() | ![]() | ブログ村TB:「男子厨房に入る 男の料理 簡単レシピ」 ブログ村TB:「釣った魚は美味しく食べたい」 |
コメント
私も昨年チャレンジしようとして、そう思ってからは遂に
あげられずに終わりました。
シーズン中何回か釣れたのに食べてみたいと思ってからは
子持ちが掛からない・・・
今までは捨ててしまっていたので何とももったいない事をしていました。
相変わらず煮玉子も作っていますが無類の卵好きにはたまりませんねぇ。
今期は是非食べてみたいと思っています。
2008-11-28 12:01 小ぽんち URL 編集
そういえば、卵大好きさんでしたよねぇ(笑)。
私も、卵も魚卵も、そしてマヨネーズも大好きです♪
>今までは捨ててしまっていたので何とももったいない事をしていました。
マ、マシすか?捨ててたんですか??
あらら~もったいないですね。
>今期は是非食べてみたいと思っています。
まだまだチャンスありますね。
私も、お正月用にもう1回、ゲットしたいものです^-^v
2008-11-29 00:00 KAZ@レイドバック URL 編集