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2008/10/22

釣りが上手い人って?

釣りが上手いってどういうことなんでしょう?

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釣りが上手い人…
それはどんな条件をクリアすると、そう呼ばれるんでしょうか?

シンプルに考えるなら、やはり「数」でしょうか。

  ・1日で何尾釣れたか
  ・1時間で何尾釣れたか
  ・ある釣り場で何尾釣れたか
  ・同じタックルで何尾釣れたか
  ・人と競って何尾釣れたか

様々な条件下で何尾の魚を釣ったのかは、一定の技量を測る目安になると思います。

私なんてヘタクソなんで、よく経験することですけれど、
私のロッドの先も、ラインも、ピクリとも動かないのに、お隣ではコンスタントに釣れる…
スプーンの種類やカラー、レンジまでコッソリ盗み見て真似してみますが
状況は好転せず、相変わらずむなしくリールを巻くばかり…そんなシチュエーションです。

昨年、生涯に唯一、(何をトチ狂ったか)参加してしまったcom戦では、
何も生命反応を感じられないうちに大会は終わってしまいましたが、
隣でも、そして、ご一緒の組になったアングラーさんも、バンバン釣っておられました。
つくづく、自分のヘタさに辟易してしまったものでした。



少し視点を変えて、「職漁」という目で見てみるとどうでしょうか。

「漁」となると、何尾釣ったか…という計り方もありますが、「量目」が一般的でしょうか?
重さです~つまり「漁獲高」ですね。

  ・1回の漁で何kg釣ったか
  ・1つのしかけで何kg釣ったか
  ・1艘の船で何kg釣ったか

でもまぁ、私は漁師ではないので、漁獲高という基準は現実的ではありません。



でも、ちょっと待ってください。
「量目」を決める要素は、「数」なかりじゃありませんよね。
「漁獲高」を決める要素は、魚の大きさ(重さ)と数です。

その意味では、同じ重さ~例えば30kg~を得るために、3kgの魚10尾でも、
6kgの魚5尾でも、同じ30kgですが、6kgの魚5尾の方が効率がいい…という点で
大物を釣った方がいい…そんな気もしますよね。

「数」では、自分のヘタさに辟易したハズの私ですが、
「大きさ」という点では、上州屋カップ優勝や、あじさいカップ3位という戦績があります。

「大きさ」なんて、偶然の産物さ…なんて、憎まれ口は聞き飽きましたが、
それでも、それなりの「狙い」や「作戦」はあったんですよ。
あじさいカップでは「作戦」が外れて、実際は優勝サイズ超を釣っていたのに、
表彰台を逃した人もいましたので、大物で勝つもの、全て偶然とは言いにくいようです。


そうしてみると、
数を釣ることができる人も上手なんでしょうし、
大物を釣る人も上手な人と言えると思います。
「職漁」の点では、大物を数釣る人が「大漁旗」を掲げられるのかもしれません。




話しは変わりますけれど、以前、テレビのドキュメンタリーだったか、NEWSだったか、
三宅島だったか、大島だったか、島の漁師~名人~の話しを聞いたことがあります。

船が出せる朝には小船を出して、手釣りで「しまあじ」や「カンパチ」を狙い、
釣れたらその日のうちに、都内の料亭に売りに来る…
手釣りなので、魚体が傷つかないし、暴れさせずに生けジメにするので味が落ちない…
なので、月間に何尾かを売れば、生活はお金が余るほどだというものでした。

その話しで言えば、高級魚狙いなわけですから、「数」も釣っていないし、
小船での出漁ですので、「量目」も大したものじゃないでしょう。
食味で言えば、あまりの大物は味が落ちると言われていますので、
都内の料亭に卸される「しまあじ」が、巨大な大物であるとは思えません。

そういう意味では、「名人」の名は数でも、大きさでも、重さでもない部分です。



私を含め、このブログを読んでくださっている方は、おそらくは職漁師ではない人ですが、
それを、この名人漁師さんの「釣り」に当てはめて考えてみると…

生活のための釣りではないので、食うため、養うための義務や責任感はありません。
その上で、こうした釣りができたら「楽しくてしょうがない」という部分だけが残りそうです。

つまり…
釣りが上手い人というのは、
数釣り大会で数え切れない魚を釣る人も、
大物大会でネットの柄が折れそうな大物を釣る人も、
持ち帰りのクーラーが重くて持ち上がらない人も…
それぞれの好きな釣りを、目いっぱいに楽しめた人を指すのではないですかね?

逆を返せば、数をいっぱい釣りたい人が、60~70cm級のトラウトを釣っても、
大物を釣りたい人が、20cm以下のトラウトを100尾釣ったとしても、
それは、「上手な釣り(の楽しみ方)」をできなかった人…なのかもしれません。

ちょっとコジつけっぽいですが、
釣りに行けないオヤジは、屁理屈で、退屈を紛らわすのでした(苦笑)。
(おやじの屁理屈なんて、そもそもコジつけです~爆)

次はどこで、上手な釣り(の楽しみ方)ができるでしょうか^^v




(注)いつものことですが、全ての記事内容はあくまで私の主観ですので
その点ご理解の上お読み下さい。

Posted by KAZ 2008_10_22_

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拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m


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コメント

非公開コメント

こんにちは

漁師さんの場合は重さそのものよりも、それと同義語の「額」の占める要素が大きいでしょうね。

アングラーは釣りに行く以上当然「釣る」という行為を求めていくわけですが、「釣りたい」と思う人と「釣りが上手くなりたい」と思う人とではまた違った釣りをするでしょう。

数釣り大会が大勢を占める管理釣り場の大会では、どうしても数=腕の図式が成立してしまう感が否めません。
重量大会・魚種釣り分け大会なんてものがもっと重みを持てば考え方も変わってくるんだと思います。
でも本当のエキスパートと呼ばれる人達は釣り分けという意味でも人並み外れた技術を持っているんじゃないでしょうか?
我々一般のアングラーはそう感じている(勝手に思っている)から彼らを抵抗無くエキスパートと呼んでいるような気がします。

そう考えると私にとっての上手い人とは、状況に合わせて色々な釣り方が出来る人 ということになりそうです。

管釣りで上手い基準難しいですよね
自分の考える上手い人とは釣れ無い時や釣れ無い場所で釣れる人だと思いますよ!

こんばんわ>小ぽんちさん

「額」だとすると、マグロ1本でいくらなのか、秋刀魚何トンでいくらなのか…それがどのぐらいの周期で得られるのか…その辺も絡むので、必ずしも1回の金額では表現できないですね。

>重量大会・魚種釣り分け大会なんてものがもっと重みを持てば考え方も変わってくるんだと思います。

おっしゃるとおりだと思います。
人より多く釣ることが「是」であるという考えが支配的すぎる気がします。
釣り分けというお話しにかぶりますが、例えば今日は虹鱒だけを狙って5尾、きちんと釣り分けた人と、何でもかんでも釣れるものは釣って20尾釣った人では、私は前者の方が上手いと思うんですよね。
そんな感じですか?

こんばんわ>電気屋さん コメありがとうございます。

コメントを頂くのは初めてでしたよね?IPで見る限りご訪問は時々していただいておりましてありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します。

>釣れ無い時や釣れ無い場所で釣れる人

はい、そういうお考えもあるでしょうし、そういう基準の方が多いのかもしれません。
私や小ぽんちさんは、ちと偏屈な傾向がありますんで(苦笑~あ、勝手に決めてごめんなさい>小ぽんちさん)。
私には、それも人より多く釣ることが上手いということの延長線上にあることに思えてしまうんですね。

人が釣れない時/場所であらゆる手を駆使して1尾釣ることはもちろん上手いと思いますが、私は、以前から「釣れないのも釣り」「釣れないを楽しむことも釣り」という考えなので、釣れない時間をイライラしたあげくに1尾釣るより、釣れないことを楽しめた人の方がさらに上手い人と感じてしまいます。つまり「名人」とか「達人」とかという感じですかね。

そういう意味で、私の釣りが上手い人は、釣りの達人、遊びの名人…ということなのかもしれません^^

お久しぶりです。
私の場合、大きいの釣れる人が一番うらやましいです。
昔っから釣れないんですよね~大物!
一緒に行った人の中で一番最初に釣ったとか、一番たくさん釣ったって思い出はあるんですけど。
ランカー捕ったって思い出が無いんですよね~。

こんばんわ>サムさん

コメありがとうございます^^

>一緒に行った人の中で一番最初に釣ったとか、一番たくさん釣ったって思い出はあるんですけど。

おぉ、天性の数釣り師ですな^^ やりますなぁ♪

>ランカー捕ったって思い出が無いんですよね~。

あ~そういえば、私はほんの数回しか行ったことないシーバスで、抜き上げられなかったことが数回あります。
やっぱり私には「数」は縁がないらしいです(苦笑)。