鹿島槍ガーデン080629 遠征2日目
初日は、睡眠不足か、疲れのせいか途中でリタイアして車中で仮眠してしまいましたが、
釣りパックの宿泊先である「岩魚郷北条屋敷」で、十分に英気を養い2日目に臨みました。
「北条屋敷」は、思っていた以上に、良いお宿でした^^
温泉で疲れを癒し、お腹一杯の食事でエネルギー充填、しっかり眠って体力回復できました。
当初は、初日の記事の一部でご紹介するつもりでしたが、
良いお宿なので、詳細は独立した記事でレポートすることにしますね♪
7:30に予約した朝食に間に合わせるべく、目覚まし時計で7:00に起きると、
外は雨…それも、けっこう激しく降っています。誰が見ても豪雨です。
先に起きていたナイナイさんと顔を見合わせ、無言で苦笑してしまいました。
天気予報で覚悟していたとはいえ、激しい雨を見ると気持ちが萎えてしまいます^^;;
さらに、朝食中にも、雨足はどんどん激しくなって、
「増水して、膝の脇をブラウンが通るんじゃね?」などと、自虐的な冗談に笑い声も虚ろです(苦笑)。
「午後からは止むらしいから、午前中は風呂でも入って…」とか、
「いっそ帰る?」などと、ブツクサ言いながらも、そこはやはり釣り馬鹿…朝食から1時間後にはキャストしてました^^
ツッコミが入る前に書いておきます…ブツクサ言ってたのは2人ですよ…^^;;
後の二人は、這ってでも釣り場に行きそうな「釣りキチ」ですからね。
どっちがどの2人かは、4人を知る方なら、容易に分類できると思います…(爆)
それにしても、ものすごい豪雨です。
私、あえて雨天を選んで釣行する人ですが、
もし、自宅でこの状態だったら、たぶん、釣行を取りやめます。確実に。
管釣りだからいいようなものの、自然のフィールドなら命に関わる雨量だと思います。
そんな中、ワタクシの装備は…と言えば、
ゴアテックスのカッパ+メレルのシューズ+レインガードスパッツという最強(?)のいでたち!
レインガードスパッツはどうだったのか?
いや、こんな豪雨ですから、やはり腕の中へは浸水してしまいました。
はじめは浸水を阻止してくれていましたが…^^;;
それにしても、先日のすそパもそうですが、スパッツを装着すると豪雨です。
もしかして、このスパッツ…嵐を呼ぶスパッツでわ??^^;;
準備の遅い私は、他の3人から遅れること10分、ようやく2号池に立ちました。
バスさんと、ナイナイさんは、インレットから見て左手の側面で並んで釣っています。
isaさんは、インレットでしょうか…姿を確認できません。
私は、とりあえず、受付側のインレットの反対側、右よりで始めます。
スプーンは、昨日の大ヒットスプーン、PAL3.8g金をロストしてしまったので赤金でスタートです。
1投目、2投目、3投目…1キャストで何回もアタリがあり、
そのほとんどが手前側でアタってきますが、食いが浅いのかフッキングしません。
それならば、遠投する必要はあるまい…と、ナナメにキャストしてアタリのあるゾーンだけを狙います。
すると、立て続けにヒット&ゲットです。
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↑麻雀で言えば「三色」ですね(笑)
10投で6尾ゲットと朝一から絶好釣です^^
おまけに、生涯初のアルビノもゲットです(う~目が恐い…^^;;)
しかし、どれもサイズがイマイチ君ばかりなので、よくロッドが曲がってきるバスさんたちの所へ移動します。
すると、先ほどの場所と同等の活性で、サイズはアベレージアップです。
しかし、10投すると、2の倍数と、3の倍数で阿呆のように釣れる…というぐらい釣れてしまう上、
ヒットゾーンが手前で、少し沖でヒットして、やり取りしながら寄せる…という楽しみがありません…。
「釣れ過ぎて面白くない」などという可愛げのないセリフを残して、さらに移動します。
まずは1号池の様子を見ますが、釣れる気配がしません^^;;
何投かキャストしてみますが、無反応なので、早々に退散です。
2号池に戻り、インレット脇でキャストしてみます。
インレットは、激しい雨の影響で、大量の土砂が流れ込んで、泥水と化していて、
インレット周辺は、魚でもまったく視界0だろう…と思われる濁り状態です。
でも魚ってすごいですね。
そんな水の中でもスプーンを追ってきます。
極めつけがコイツ…

なんと、スプーンをピックアップした瞬間に、水面から飛び出してきて、空中でスプーンに食いつきました!
水面から20~30cmぐらい飛び上がったんじゃないでしょうか。
泥濁りなので、魚からも私が全く見えないんでしょうね…普通ならここまで追って来ないでしょう。
やはり『ブラウンは果敢な性格』なんですね^^;;
しかし、朝マズメの活性も徐々に落ち始め、3~4投に1尾、5~6投に1尾と、徐々に釣果が悪化してきました。
インレットから、右回りでランガンしてみますが、結局、元のバスさんご指定場所まで戻ってしまいました。
結局は、偉そうに一旦離れたこの場所に腰を落ち着けることにし、スプーンとカラーを探ります。
こんな水ですから、光モノか、派手系に絞って探ると、すぐにヒットカラーを発見しました。
MIU3.5g蛍光ピンクです。すそパナイターでも結果を出してくれるスプーンです。
それまでの低活性がウソのように好調に転じます。
が!数尾ゲットした後、明らかに大物の手ごたえを感じ、足元まで寄せた瞬間、痛恨のラインブレイク…
ラインチェックを怠ったためでしょうか…よりによって…自爆です^^;;
前日の、PAL3.8gもそうでしたが、ライン切れで、ヒットスプーンを連日ロストしてしまいました。
全然チェックしていなかったわけではないんですが…
自分のお財布が痛いのはもちろんですが、魚は口にフッキングしたままになるわけですからこれは反省点です。
口に刺さったスプーンは外せる…と聞いたことがあります…うまく外れてくれるといいですが…
「そうだ!クルマに戻ればストックがあったはず…」と思い出しました。
豪雨の中、車まで移動するのは面倒でしたが、トイレついでにとりにゆくことにしました。
やはりありました。
「しめしめ…これでまた爆釣だわい…」
とほくそ笑みながらもとの釣り座に戻ると、すでにMIU蛍光ピンクの時代は終わっていました^^;;
カラーを「ウグイ」に変更して数尾をゲット…
ん?
ここで、ふと気づきました。
さきほどのMIUの蛍光ピンクもブラウンですし、今、MIUウグイもずっとブラウンだけです。
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リトリーブ中、バランスを崩すことがあって、それが誘いになる…と言われているMIUだからでしょうか?
それならば…と、同じ蛍光ピンクのPAL3.8gに換えてみると、面白い事に…
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きっちり、レインボーばかりです。
1尾だけ着水でブラウンがヒットしましたが、巻き途中でのヒットはレインボーでした。
もちろん状況が変わったのかもしれませんし、偶然かもしれません…。
でも、スプーンのキャラクターは、雑誌やメーカーの説明などでも、
「MIUは、絶妙なタイミングでバランスを崩し、規則正しいウオブリングが崩れる場合がある」
「PALは規則正しいウオブリングが身上でレンジキープにも優れる基本スプーン」などとあります。
ブラウンは、イレギュラーなものに反応する性格、
対レインボーの最大のメソッドは、規則正しい「ただ巻き」と言われる性格、
しれぞれの魚の性格と、スプーンの性格が、たまたまかもしれませんが合ってしまっています^^
ブラウンとレインボーに関しては、先日来、すそパ釣行でも気になっていましたので、
私としては、非常に興味をそそられる結果です。
また、すそパでも試してみたいと思います。

(アルビノと言えどレインボーなのでやはりPALです^^)
人生2尾目のアルビノも含め、いいいペースで釣れ続き、そろそろ、お腹いっぱいだなぁ…
などと思いながら、徐々にやる気が失せ始めていると、隣のisaさんが、ロッドを置きました(笑)。
それをきっかけに
「昼飯ないし…」
「釣りはお腹一杯だし、早めに撤収すっか」
ということになり、2日間の鹿島槍遠征は終了となりました。
帰り道、「梓川SA」で昼食を取り、奥さんへのお土産を購入して、一路東京へ…
途中、大した渋滞もなく、交通量も少なく楽な運転で帰ってくることができました。
ナイナイさんと、バスさんを、ナイナイさんちの駐車場で降ろし、
isaさんを自宅に送り届け、自宅周辺に戻ったのは、7:50でした。
ふと、7/1からのガソリン価格の上昇を思い出し、給油をして8時過ぎに自宅へ戻りました。
(6月中は161円ですが、7月にはいったいいくらになっていることやら…^^;;)
全行程、555.7kmの1泊釣行が終わりました♪
最近、単独釣行が多く、一人で集中して釣ることの楽しさを味わっていましたが、
仲間と同行する釣りの楽しさも思い出させてくれた釣行でした。
余談:帰途の途中「あずみのフィッシングセンター」を発見。
立ち寄って見学させて貰いましたが、エリトラなどの映像で見るより小さいので驚きました。
長野…ってことで、勝手に広大なイメージを持っていただけかもしれませんけど^^;;
バスさん、ナイナイさん、そしてisaさん、お疲れ様でした。
またご一緒して下さい^^/
■後記
◆初日総括
isaさんも記事にしていますが、概して、サイズに不満足でした^^;;
もちろん、もっとサイズが小さいエリアはいっぱいありますので相対的な意味ではありません。
昨年の日帰り釣行に際には、今回の最大サイズが普通に釣れていた記憶があり、
そのイメージからすると、どうしても小さいと感じてしまうようでした。
初日は、放流以外では活性も低く、片道270km強を走って釣行するには少々物足りなく感じました。
また昨年も悩まされましたが、藻がひどく、やる気にかなり影響しました。
戻ってくるスプーンに元の色が分からないほど藻がまとわりついているとガックリきました。
それだけに、藻のないエリアを見つけられたのはラッキーでした。
1号池の土手の上から見下ろすと、藻のない場所がよく見えますよ。
ラインチェックをしなかった時に限ってラインブレイクして大事なヒットスプーンをロストしました。
ラインは毎回、確認しなければ…と思ったのですが、2日目も同じミスをしたことが悔しいです。
要反省事項です。お魚にもごめんなさい…です^^;;
大型は、50~60cm級のブラウン2尾でした。
ただ、ブラウンはあまり引いてくれないので、「釣った感」は満足できませんでした^^;;
実は今、猛烈に50cm超のメタボ・レインボーを釣りたい欲求が充満していま。
◆2日目総括
豪雨でした!山の雨はすごいですね^^;;;
でも活性は高く、午前中いっぱいは飽きることなく釣り続けることができました。
濁りのせいで警戒心が緩んだか、豪雨が水面を叩き、激しい水の流入で飽和酸素が増えたからか、
パターンさえ外さなければ、アタリが途切れることはなく、楽しむことができました。
魚の方が高活性だったので、釣り人は特に苦労しなかったのでメソッド的コメントはありません。
釣ったというより、釣れた感の強い2日目でした。
この活性で、大型が数尾来てくれれば、満足感も違ったと思うのですが、みな小ぶりでした。
やはり、大型魚が少なくなったように感じました。
とは言え、初日よりはかなり満足感は高いものがありました。
◆ヒットスプーンのパターン
スプーンの当たり・ハズレは、はっきり出ていました。
基本的に大きく重いスプーンがヒットしていました。
大きいのがいいのか、重いのがいいのか、それとも水押しの強さなのか…そこまでは私には分かりませんが…。
最もいい結果を残したのは、「PAL3.8g」でした。
ロストしてしまった「金」や、2日目朝の「赤金」、レインボーに特化していた「蛍光ピンク」など
光モノか、派手系カラーで良い釣果が得られました。
次に「MIU3.5g」
バランスを崩すところがアピールするのか、MIUで釣れるのはブラウンが多いようです。
カラーは、蛍光ピンク、ウグイなどです。
(実は、普段あまりMIU3.5は使わないのでカラーが揃っていなくて、ちょっと手詰まりでした^^;;)
逆に、釣果が良くなかったのは、「クリスタル」や「マーシャル」などです。
私が思うに、細身なだけにアピール力に欠ける性格だったかもしれません。
特に2日目は泥濁りで見えないので、側線にビンビン響く水押しの強さが必要だったのかもしれません。
それと同じ理由で、PALやMIUでも、1.5gクラスは水がクリアだった初日も含め釣果は良くありませんでした。
クリアだった初日を含めても、ヒットスプーンの傾向は同じでしたので、
鹿島槍のお魚は、総じてアピール力の強いスプーンがお好きなように思いました。
さらに、細身のスプーンは全滅でしたし、ローリング系も芳しくありませんでした。
鹿島槍ガーデンでは、ティアドロップ型の、水押しあるいはアピール力の強さがキーワードかもしれません。
◆ヒットが続く…
初日の放流効果の持続がすごいな…と思いました。
約1時間、放流効果は続き、同じスプーンで釣れ続きました。
また、2日目には、MIU・PALの蛍光ピンクなど、同じスプーンで釣れ続くのにも驚きました。
スレたようでも、数投、違う色を見せてあげると、またヒットカラーで釣れ続いてしまいます。
これは、高活性時だけのことなのでしょうが、私が体験した他のエリアと比べて、
はるかに釣れ続く時間や頻度が、長く多いと感じました。
■タックル ロッド:ダイワPresso 63UL-SVF
リール:Shimano 06ツインパワーMg1000PGS-DH
ライン: クレハ リバージ R-18FY(フロロカーボン 3lb 蛍光イエロー)
スプールごと新品ラインに交換。
ヒットスプーン:MIU3.5g 蛍光ピンク、ウグイ PAL3.8g赤金、蛍光ピンク
これにて、今回の鹿島槍ガーデン釣行記は終了です。
2回にわたり、お読み頂き、ありがとうございました。
isaさん、バスさん、ナイナイさん、お疲れ様でした!
拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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コメント
この鹿島槍遠征は私もバスさんから話を頂いていたのですが連休が取れないので断念していました。
参加していればご一緒できたのですね。
それにしても要所要所を押さえた的確な文章です。
釣行の様子が手に取るようにわかります。
>スレたようでも、数投、違う色を見せてあげると、またヒットカラーで釣れ続いてしまいます。
これが一年位前まで雑誌などでもよく言われていたサシ色というヤツでしょうね。
今ではどこのエリアも釣れ続く事がないのでサシ色という概念すら無くなりつつある様に思います。
多少のサイズダウンがあったとはいえ楽しめたようですね。
でも鹿島槍でサイズダウンってそれでもすそパよりも大きいのでしょうか?
気になります。
運転お疲れさまでした。
2008-07-01 10:14 小ぽんち URL 編集
>参加していればご一緒できたのですね。
おお!それは残念です^^;;
>今ではどこのエリアも釣れ続く事がないのでサシ色という概念すら無くなりつつある様に思います。
はい、そうですよね。
鹿島槍は、ヒットパターンも長時間持続しますし、サシも効きめがありました。
>でも鹿島槍でサイズダウンってそれでもすそパよりも大きいのでしょうか?
いや…、今回の2日間の釣行だけで言うなら、確実にすそのFPの方が上だと思います。
鹿島槍は、この2日間だけのことなのか、分かりませんが、昨年より確実にサイズダウンでした。
今年のすそのは例年以上にデカくて、場長は「夏の間にサビてしまう」と嘆いております。
すそパも最近は活性が低い事が多いのですが、ある程度釣れる状況であれば、
50overをゲットするのは難しいことではありませんので。
夏場は確実に60over、ヘタしたら70でしょう^^
またご一緒したいですね。
2008-07-01 17:46 KAZ URL 編集
二日間お疲れ様でした。
二日目は活性が良く、サイズ的には満足いくのは数本でしたが、雨の中でも楽しく釣りができました。
でも、あの雨の中で釣りをするなんて、みんな釣り○カですね^^
また遠征したいですね!
二日間&運転お疲れ様でした。
2008-07-01 19:18 ナイナイ URL 編集
お疲れ様でした。
麻雀で言えば「三色」・・・
笑ってしまいました ^^
2008-07-01 23:20 にゃ~す URL 編集
いやぁ~KAZさんの詳細なレポ参りました・・・
私の記事は・・・まだ書いてませんがKAZさん
ほど詳細なレポが書けるかどうか(笑
おまけに風邪でダウンするし・・・
あっ!写真ありがとうございました。
2008-07-02 00:31 バスは15年でもトラウト1年生 URL 編集
>二日目は活性が良く、サイズ的には満足いくのは数本でしたが、雨の中でも楽しく釣りができました。
はい、高活性が持続するのがスゴイと思いました。
そういう意味では、やはり首都圏近郊のエリアとは、常々のプレッシャーが違うんでしょうね。
サイズ…満足かと聞かれると微妙なところですよね^^;;
またご一緒してください。
2008-07-02 09:44 KAZ URL 編集
昨晩はすそパナイターお疲れ様でした。下池が良かったようで、羨ましいです。
私もすそパ、行きたいなぁ^^
2008-07-02 09:46 KAZ URL 編集
風邪、大丈夫ですか?びしょびしょの下着見て、心配したとおりでしたよ^^;;
しっかりしたカッパ、買いましょう!
記事は、書く人によって視点が全然違いますし、同じ事象でも感じ方が異なりますので
読み比べるのも面白いですよね。期待してますので、体が良くなったら書いてくださいね。
待ってま~す♪
2008-07-02 09:50 KAZ URL 編集