クレハ リバージR-18 FY(フロロライン)
それまで使用していた、「VARIVASトラウトアドバンス」も気に入って使っていました。
ピンク色のラインが日中でも見やすく、ライン変化を楽に見せてくれるのが最大の特徴でした。
フロロラインとしては、よく言えば「腰がある」(悪く言えば「硬い」^^;;)ラインでした。
良くも悪くも、フロロ・カーボンらしいラインだと思います(私は好きなタイプです)。
でも、硬い割にはスプールへの馴染みも良くて、ライントラブルは少ない方だと思います。
しかし、劣化が早いような気がして、今回の変更になったのですが、
本来、フロロ・カーボン・ラインは、吸水劣化はほとんどしないはずですし、
紫外線劣化もほとんどないはずです。
でも、釣行2回が限界で、3回目になると、いとも簡単に手で切れるようになってしまいます。
しかも、その劣化は突然起こるようなイメージがあります。
釣り場に着いて、タックル準備を始める頃には特に切れやすさはないのに、
釣っている途中で、普通にアワセただけで切れてしまい、
確認すると、ブツブツ切れてしまう…そんなことが数回ありました。
単に、個体差なのか、ロットの問題なのか…
有名で、しかも信頼のあるメーカーなので、ライン全体の問題とは思えないんですが…^^;;
さて、今回購入したラインは、クレハのリバージのカラーラインFYです。
過去、FC(透明ライン)や、「フロロ・リミテッド」は使ったことがあったのですが、
欲しかったカラーラインFYは、どこにも品切れで入手できなかったんですね^^;;
それが、先日ナチュラムに再入荷しているのを発見して、早速、購入した…って訳なんです。
実は、リバージ自体の印象は、今回使ってみるまで格別良いというわけではありませんでした。
それは、フロロの割りに伸びがある…という性格が、
当時使っていた「PRESSO 62UL」と相性が良くなかったのかもしれませんし、
少しは私が使いこなせるようになっただけなのかもしれませんが、
ライントラブルも多発しましたし、魚が寄せにくいようなイメージを持ってしまっていたので、
今回の購入動機は、ラインとして好きというよりは「信頼できるカラーライン」が欲しい…というものでした。
でも、短い時間でも使ってみて、イメージは一新されました^^
まだ、たった1日しか使っていないので、1STインプレッションでしかないんですが…
まずは見た目。
鮮やかなライムグリーンって感じの色です。
メーカーのカラー表示は、フラッシュイエローなんですケド…やはりライムが一番近い表現でしょうね。
(別のページには蛍光イエローとも記載されています)
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素材は、「ポリフッ化ビニリデン」…つまりプラスティックですね^^
普段の生活の中のプラスティックって、こんな柔らかなイメージはないですけれど、 柔軟性と、強度を併せ持ったラインなのだそうです(詳細はメーカーHPをご覧下さい)
そこは、釣り糸としてフロロを素材から開発しているオンリーワン企業クレハならでは…なんですね、きっと。
ラインを触った感じは、「VARIVAS」よりも柔らかでしなやかな印象です。 (どっちがいい悪いではなく)
この細くてしなやかな感じが、ライントラブルを呼びそう…以前、使った時はそうでした^^;;
でも、最近はサミングも忘れずにするようになりましたので大丈夫…かな^^;;
実際に使った感じは、以前のリミテッドやFCと同じで、フロロの割りに伸びがあります。
すそのFP下池では、バラシが少しあったのと、ネットまでランディングできても、 フックが刺さりきっていない(それでも伸びないのはさすがEric)ことが何度かありました。
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たぶん…ですけれど、それまでの伸びのない「VARIVAS」では効いていたアワセが、 リバージには伸びがある分、効きにくかったのかもしれません。
次回は、その辺を意識して使ってみようと思います。
アタリを取るのは楽です^^
蛍光イエローのカラーは、非常に視認性が高く、ライン変化を見やすくしてくれます。
リバージは「伸び」があると書きましたが、 「初期伸度」は小さいという、フロロカーボンの特性も併せ持っているので、 「振動」として伝わるアタリも非常に明確に伝えてくれます。
私のロッドも、SVF構造でアタリを鋭敏に伝える特性を持っているので、 ラインとロッド両方で、細かなアタリもクリアに伝えてくれている気がします。
余談ですが…
今のロッド、PRESSO63UL-SVFは、その前に使っていた62ULに比べてかなり高感度です。
ライン変化でアタリを取るのが私のスタイルですが、 このロッドにしてからは、右手~ロッドを持つ手~でアタリを感じることも非常に多くなり、 太陽が背後にあったり、水面に影がないなどで、ラインが見えない場合でも、 細かなアタリも伝えてくれるので、助かっています。
フロロラインとの相性も良いように思え、タックル的にはまるで不満がありません^^
ヒットした後、ランディングまでのやり取りでは、ドラグへの依存が減った気がします。
ラインの伸びが、ロッドやリールが働かなければならない分を軽減してくれているような印象を受けました。
魚が、反転して走り出したような場合でも、いきなりドラグがすべるのではなく、 ラインがぐっと一瞬伸びて、タメを作り、ロッドが追従して、さらにドラグがすべる…
全然分からないですけれど、ドラグの滑り出しや、なき方が穏やかな気がしたんです^^;;
(もちろん、同じ魚はいませんので、毎回違うでしょうし、勘違いもあるかもしれませんけど)
一つ、気になったのは、ラインの傷がつきやすい?
ということです。
ルアーの結び目から、1mぐらいの部分に、指で擦るとギザギザの傷が多々できていました。
特に、食いに摺れたとか、駆け上がりに岩があるわけでもない(下池ですから)ので、 魚体に摺れてできたものと思われますが、「VARIVAS」はそんなに傷はできませんでした。
でも逆に、その傷があるので、ラインを切り落として次のキャストができるわけで、 実際に使用したのは、短い時間でしたが、ラインブレイクは一度もなく、スプーンロストも皆無でした。
ライン強度もしっかりあるし、結束の強さも十分確保できるようで、非常に安心感が高いです。
以前、FC(安い方のクリアライン)を使った時は、発売直後で値引きがほとんどなく、 数少ない欠点である「お財布に厳しいライン」は、お手ごろな価格にまで値引きされていました。
また欠品してしまわないうちに買い足しておかないと…^^
(注)いつものことですが、全ての記事内容はあくまで私の主観ですのでその点ご理解の上お読み下さい。
【クレハ(KUREHA) ライン シーガー R-18フロロリミテッド 100m 3lb】
今はもう「リバーシ」という製品は存在しないんですね^^; 現状、クレハのフロロラインは「シーガーR-18 フロロリミテッド」になります。
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