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2008/04/21

私流 釣れない釣りを楽しむ法

管理釣り場といえど、生き物相手、自然相手ですから釣れないことだってありますよね。
私が、最初に管釣り体験をして、徐々にのめり込みはじめていた3年前を思い出してみるに、
もう少し楽に釣らせて貰ったような気がします。

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いつもいつも渋い…なんてことはなく、
こりゃあ渋い!…って日もあるけれど、一方では何をしても釣れる、どこで釣っても釣れる…
なんて、いわゆる「爆釣」って状況も少なくなかったように記憶しています。

最初に、いつ行っても釣れないなぁ…と思ったのは、一昨年の晩秋からの産卵期でした。
それまでは、旧ブログに「釣れた釣れた」のオンパレードでしたけれど、
その時期を境に、産卵期が終わっても、どこかに渋さが残ったような感じがしていました。

それが、最近ではあたり前のようになってしまって、とんと爆釣なんて経験がありません。
もちろん、大前提として、私がヘタクソだから…ってのもあるのでしょうが、
同じ人間が釣っていても、最近は、スッキリ「好釣!」と言える日はないような気がします。


魚もだんだんスレて、その記憶が遺伝子に組み込まれて、
生まれながらにルアーを警戒する魚がいたりするかも?…とか、

さらに、釣法が色々と開発されて、釣れない魚を無理やり釣ることで
慢性的なスレ状態に陥っているのかもしれない…とか、

そんな空想をしてしまうほど、いつもどこか渋い状況が続いている気がしてなりません。



  ちょっと余談なんですけれど…
  最近気になるのが、一度釣られた魚は、次はいつ釣れるの?ってことです^^;;

  魚にしてみれば、エサと思ったか、何か興味を持ったか、攻撃したか…
  いずれにせよ、ルアーに食いついたから、釣られたわけですよね?

  釣られた魚は生命の危険を感じるんですかね?

  魚は、人間が近づけば逃げるし、追尾しているルアーも違和感があれば追わなくなりますから
  何も感じない~つまり、釣られる前と変わらずに反応するってことはないと思うんですね。


  だとすればリリースされた魚が、その足で隣のスプーンに食いつくってことはないと思うんです。
  もちろん、一度ルアーで釣られた魚が、再び、ルアーに食いつくことは、
  アングラーなら誰でも経験がありますよね?
  口にミノーを咥えたままで、さらにスプーンに食いついて釣れあがる、
  ある意味「懲りない面々」は魚にもいるのは事実です。

  それでも、数分後にすぐに違うルアーに食いつくものなんでしょうかね?
  数時間か、数日か…時間を置いてからじゃないのか?と思うんですケド…。



  では、例えば100尾だの、200尾だのと爆釣すると、
  「しばらくはルアーに食いつかない」魚の大量生産をしているんじゃないの?
  って思うことがあるんです^^;;

  私が仮に、特別釣れるメソッドを見つけたとか、釣れる釣法だ…とかで爆釣したとすると、
  周囲の方に対して、釣れない魚を撒き散らしているの?ってことなんです。

  つまり、必要以上に釣りまくると、ポンド全体を釣れなくする…なんてことはないんでしょうか?


  もし、この仮説が成り立つとすると、釣っている私は「絶好調!」って楽しいけれども、
  「釣れる釣り場」を維持するためには、自制も必要なのかな…と思ったりします。

  以前は、海の釣りもしていましたけれど、アジを100尾とか、イカが200杯とか…
  そういう釣果を聞くたびに、なんでそんなに?と思ったものでした。
  

  昨今は、道具にしても、メソッドにしても、釣れない魚を無理やりにでも釣るような
  方法が多くなって、釣れない釣り場をどんどん増やしている…なんてこと、ないのかな…
  なんて、最近のスッキリしない釣り場に通っていると、ふと思ったりする今日この頃です。

  まぁ…、そもそも、そんなことを考える私は、
  あきらかに、周囲の人を釣れなくしているよりは、釣れなくさせられる方の釣り人な訳で…
  だからこそのセコイ発想なのかもしれませんけれど^^;;

  余談でした^^;;




まあ、釣れない側のアングラーとしては、いつもいつも釣れるわけではないので、
釣れない時でも楽しめる方法を持っていないと、釣りそのものが面白くなくなってしまいます。
私も、一時期のスランプは、その辺jから来ていたんだろうな…と思います。

そこで、釣りがずっと楽しいものであるように、私なりに決め事をいくつか作りました。
それを実践することで、「釣れない釣りも楽しめる」ようになってきたように思うのです。



■大物を狙う

 幸い、私は大物好きです^^

 20cm級10尾と、50cm級1尾なら、迷うことなく後者です。
 20cm級20尾と、50cm級1尾でも、後者がいいです。

 30cmを超えると、引きが全然違ってきますので、
 30cm級10尾だと、50cm級で2尾欲しいところですが、30cm10尾でも悪くないです^^\\
 30cm級20尾ってことになると、60cm級が欲しいところですかね。しかも複数。

 まあこんな「もし」は意味がありませんけれど、私は大物好き…てことが言いたいわけです。


 そんな私ですから、時速1尾でも、それが50cm級なら満足できるので、
 どうしても、エリアの選定や、タックル、ルアーまで、大物を意識したものになります。

 私のホームエリア「すそのフィッシングパーク」は、大物しかいない特殊なエリアですので、
 ここでなら、渋くてなかなか釣れない場合でも、1尾を釣った喜びが大きく、
 「数が釣れないこと」を、「大物ゲット!」という満足感に置き換えられるんです。


 人それぞれなので、誰でもが、大物1尾で納得できるとは言いませんが、
 少なくとも、やっと釣れた1尾が、40~50cmであれば納得もしやすいかと…
 まして、60cm級となれば、納得もゆくし、充実感も得られるのではないでしょうか。



 100尾釣った、200尾釣った…というお話しを聞くと、
 スランプ時期は、「うらやましい」「なんで自分には釣れない?」とアセってしまい
 徐々に、釣れない自分を責め、釣れない状況を呪ったりもしたものです。
 けれど、自分の「好き」を明確にすることで、数への執着を断ち切ることができました。


 最近、私にちょうどいい釣行時間は3~4時間といったところです。
 すそパのナイターとか、仕事前の足柄CAが、ちょうどいい感じです。
 3時間の中で、大物を2~3尾ゲットできれば満足です♪



■漫然と釣らない

 スランプの頃を思い出してみると、周囲と自分を比べて、早く釣らなきゃ…とアセり、
 それに反して、なかなか釣果が得られないとますますアセってしまい
 何も考えずにただスプーンをとっかえひっかえでキャストを繰り返す…
 そんなことが続いていたように思います。

 誰でもそうだと思いますが、釣果が芳しくないと、集中力が途切れて散漫になってしまいます。
 特に私のようにヘタクソだと、引き出しの数も少ないので、漫然化しやすいです^^;;



 今は…というと、なかなか難しいんですけれど、なぜ、このスプーンで、この色なのか…を、
 自分なりに考えて選ぶようにしています。

 スプーンをチェンジしながらスプーンやカラーを考えていって、何投目かでヒットしたとすると
 それを再現しやすくなるんですよね。スプーンが良かったのか、カラーがアタリか…。

 それが続けばヒットパターンでしょうから、その後が釣りやすくなるでしょうし、
 パターンではなく、単なる偶然だとしても、何も情報がない…ということはないと思うんです。



 例えば、ミノーを使っていて「トィッチは避けちゃうな」と思ったら、それを忘れずにいて、
 次にスプーンに換えた時に、大きなアクションや水押しの強いスプーンで釣れなければ、
 「トィッチも逃げたし、気配を小さくしたほうがいいのか?」なんて、
 自分なりの理屈を作り出すことができるじゃないですか?
 そういうことを考えながら釣っていると、釣れないなりに飽きずに続けらる気がします。


 その理屈は、自分なりのへ理屈なんで、当っているかどうかは分かりませんけれど、
 トーナメントに出ているわけじゃないですから、それで自分が楽しければいいわけです^^
 つまりそれは、釣れない状況を楽しむ方法の一つに違いない…と思うわけです。



 魚の方が食う気満々の、高活性に支えられた「爆釣」なんかより、
 多少活性が低い中でも自分なりに考えて、試行錯誤した結果として大物が1尾でも釣れれば、
 それは「釣れた」のではなく、「釣った」という満足感に繋がると思うんですよね^^;;
 


■自分を縛る

 え~、勘違いしないようにお願いしマス^^;; 貴方がいま想像したような意味ではアリマセン(爆)。

 私は「FORESTのスプーンしか使わない」とか「3g以上のスプーンをできるだけ使う」とか、
 「釣りやすいといわれているメソッドで釣らない」とか…自分の釣りに制限を設けています。

 もちろん、釣りは「趣味」ですから、この制限は「絶対的なもの」ではありません。
 1g前後のスプーンも、クランクも使いたければ使いますし、スティックだって使うかもしれません。


 でも、私の性格や性分なのでしょうが、
 制限なしに、「釣れる道具」「釣れるメソッド」総動員で釣る釣りよりは、
 制限された状況、ある程度の釣りにくい条件の中で釣れた方が嬉しいし、満足感が高いんです。
 (そういう意味じゃない…と言ってる割に、Mっぽかったりしますが…爆)


 ここで重要なポジションを占めるのは、「使いたければ…」という気持ちです。

 私は、大物を釣りたい人です。

 スプーン選択をする際に
 「渋い状況」で何とか魚を釣りたければ、口を使いやすい小さなスプーンを選択しますが、
 「大物が釣りたい」ということであれば、大きなスプーンを選ぶ可能性が出てきます。


 そこで、自分の中で「どっちを使いたいか」という選択になるわけです。
 大物が釣りたいと願う私は、どうしても大きなスプーンを選ぶ場合が多くなります。
 よほど釣れなければ、3g台⇒2g台⇒1g台と、サイズを落としてゆく場合もありますが、
 最初から、1g台ということはほとんどありません。

 一つ注釈しますが、小さなスプーンで大物は釣れない…
 と言っているのではありませんので誤解しないでくださいね。
 


■人と比べない

 渋いのは確かだけれど、周囲の人は、何尾かは釣れているのに自分はボーズ…
 そんな時は、テンションを維持するのが難しくなりますし、アセりも感じてしまいますよね。
 
 でも、自分が釣れている時のことを思い出せば、それが無駄なアセリだと分かります。
 つまり、釣れている人は、釣れることに集中していて、
 周囲のことなんて見ているようで、実は全然見ていないですよね^^;;

 だから、釣れている人と比べて、釣れない自分はカッコ悪いとか、
 早く自分も釣らなきゃ…なんて思ったり、アセったりするのは無意味なんですね。
 (この点については、自分に言い聞かせつつ書いてますが~爆)

 アセりがなければ、「いつか食うでしょ?」と余裕が生まれてきますし、
 意識を自分に向けていると、ふと、気づくことが色々あるものです。

 「あ、オレったらちゃんと一定速で巻けてない?」とか、
 「お、三角波って、巻き速度とロッドティップの高さで、微妙に変わるんだ」とか…

 そういう小さなことに気づけば、それもまた「楽しい事」の一つだと思うんですね。




こんな風に思えるようになって、スランプは脱出できましたし、
負け惜しみではなく、「釣れない釣りも楽しむ」ことができるようになりました^^

誰かと比べることはなくなりましたので、自分の釣りに集中できるようになりましたし、
意識が自分に向くことで、自分のスキルやマナーなどに気づくことも多々ありますし、
何より、より大物を1尾でも釣ろう…という1点に集中することができるようになって、
釣り自体がとても楽しい時間…に思えるようになりました。

「釣れるばかりが釣りじゃない。釣りたいのも釣り、釣れないのも釣り、そして釣らないのも釣り…」
そんな言葉が、いつの間にやら、自然と心の中に根を下ろしていました。



釣りなんですから、そりゃあ釣れたほうが楽しいに決まってます。
自然相手なんですから、釣れる紐ありますし、釣れない日もあります。
でも、釣ることだけに興味がいってしまうと、見えるものが見えなくなることがあります。

釣りたいと願って、スキルを磨き、試行錯誤をするのも「釣り」だし、
知識や技術の全てを駆使しても釣れない~「今日は魚の勝ち」って日があるのも釣りに違いないし、
必要以上に釣らない、ムダに釣らない、無理してまで釣らないのもモラルある釣りだろうし…

そんな風に思うようになって、釣りってものが、以前よりもっともっと楽しくなりました^^v



(注)いつものことですが、全ての記事内容はあくまで私の主観ですので
その点ご理解の上お読み下さい。

Posted by KAZ 2008_04_21_
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拙い記事を最後までお読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
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