独断的私流スプーン考察
その都度、お返事を書いてきたのですが、
いっそ、記事にしてしまえ・・・というのが、本日の記事です^^
しかも、「すそパ下池」という非常にナローバンドでのお話しです♪
まず、あらかじめお断りしておきますが、私は、決して「上手い釣り人」ではないので、 私のスプーン選びを参考にしても、釣れるかどうか・・・甚だ疑問です。
また、日によって、いや、1日の中でも時合いによって、 ヒットスプーンは変わりますし、アタリカラーも刻々変化しますので、 「嘘書いた」とか言われても、その辺は責任はもてません。
その辺はご理解の上、お読み下さいませ^^
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すそパ下池は、そんなに「広大」なポンドではないですし、 私が好きな釣り座~工場側~は、杭までの距離が短い事もあり、 基本的には1.5gをメインに使用しています。
先発レギュラー組は、以下の4タイプです。
■規則正しいアクションで、次のローテを考える場合の基準になる。
■ローリング・アクションでアピールするスプーン。
■低速でもしっかりアクションし、じっくり見せられるスプーン。
■中層下~底をしっかりトレースできるスプーン。
それでは、上記の項目一つ一つを具体的に記してみます^^
条件は以下の通りです。
・すそパ下池での釣行で得られた情報です。
・ラインは、フロロ・カーボン(ナイロンより比重が重い)です。
・ロッドは62UL(ライン変化でアタリを取るロッド)です。
■規則正しいアクションで、次のローテを考える場合の基準になる
FORESTのPALが私のパイロット・スプーンです。 先にも述べましたように、ポンドの大きさから、1.6gメインです。
PALは規則正しいウオブロールをキープするスプーンで、水押しが強いことが大きな特徴です。
また、引き抵抗が大きいので、ラインにテンションが掛かった状態でリトリーブできるので、 アタリが取りやすいのも特徴です。
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ラインでアタリを取る場合は、
ライン・スラッグ(ラインの弛み)が小さくなるので
理論上で言えば、ライン変化が見づらくなる傾向にあります。
確かにラインは張り気味になりますが、 実際に使用していて、ライン変化が見えないという事はありません。
また、レンジキープ力に優れるので、カウントダウンと、ロッドティップの位置で 狙ったレンジを探ることができますが、1.6gでは、中層下までが限度です。
もう少し低めを探りたい場合には2.5g、さらに低層は3.5gが向いています。
また、上層を探る場合には、ロッド立てて沈まないようにしますが、 その場合は、アルフ1.5gや、鱒玄人weeper1.5gなども併用します。
引き抵抗が少なくひらひらした動きを期待できるので、 状況によってPALよりアルフ、アルフよりWeeperが効く場合があります。
その日の第1投は、PAL1.6gのカラシ(正式名はライト・ブラウン)か、 オレンジ(正式名はブラウン)で開始することが多いです。
上層、中央、低層と、おおまかに探った上で、 ショートでも構わないので、アタリがあればPALのカラー交換をします。 まるでアタリがなければ、動きの好みが違うと判断してスプーンを交換します。
その場合、魚が追尾しているかどうか・・・を重視します。 PALは引き抵抗が大きいので、水流の変化のようなものを感じやすく アタリはなくても、引き抵抗がさらに重くなる場合や、 駆け上がりから、ピックアップまでに追っている魚が見えたり・・・そんな状況に注目します。
これがある場合は、似たようなスプーンに変更し、 まったく追っていないなら、動きが全く違うスプーンに変更します。
似たような動きのスプーンとは、前出のアルフやweeperになります。
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■大きなウオブリング・アクションでアピールするスプーン
■ローリング・アクションでアピールするスプーン
経験的に、魚の活性が低い場合には、レンジは沈み気味で、 アピールの強いスプーンは嫌う傾向にある(と思っている)ので、 ウオブリング系のスプーンを中層下に使うことはあまりありませんが、 逆に、表層にはローリング系のスプーンを使うことが多々あります。
私愛用のローリング系スプーンは、FORESTクリスタルです。 また驚くべき飛距離を見せる「ぶっ飛びスプーン」でもあり、 2gで、2.5~3gクラスと同等以上の飛距離を無理なく出すことができます。
使っている方は(あまり聞いた事がないので)少ないようですが、 使っている方でも、多くの場合2gを選択されているようです。
私の場合は、2gも使いますが、ある一定の条件下では1gを多用します。
例えば、ライズが出ているのに、トップウオーター・プラグで食わない・・・ 水面から上にまで出てくれない状況で、1gは非常に強いです。
着水後、ロッドを立ててすぐに巻き始め、 スプーンを沈めないように意識して、少し早めに巻きます。
活性がより高い場合には、軽くトィッチ・アクションを入れてもOKです。 小気味良い、ひったくるようなアタリでしっかり食ってきます^^
水面直下を泳いでくるスプーンに、 追尾する魚が見えたり、下から食い上げてくる様子が見えるのは 非常に迫力があって、気持ちのよいものです^^
ただし、すそパ下池の魅力である、大型魚を狙うのであれば、 2gで少し下のレンジを探ってゆくと効果があります。 また、時間経過とともに、レンジが若干下がる場合がありますが、 その場合も、2gのカウントダウンで対応することが多いです。
魚にスィッチが入って、爆釣モードで威力を発揮するスプーン・・・ (もちろん爆釣モードでなくても、その効果は充分実感できますが)^^ といえると思います。
■低速でもしっかりアクションし、じっくり見せられるスプーン
FORESTマーベルがこのタイプになります。
上層~中層は1.5g、中層~中層下には2g、大型狙いで2.9gを使い分けます。
マーベルは、非常に浮き上がりやすいスプーンで、 なおかつ、ごく低速でもひらひらとしたアクションをするので、 魚に、スプーンをじっくり見せる・・・といった使い方をします。
(早く巻くと、回転してしまうので、早巻きには向きません)
一般的に、活性が低い場合には、 スプーンを見せずに、リアクションバイトを誘う方法が有効ですから、 逆に、「じっくり見せる」というのは、高活性時に使うメソッドになります。
誤解しやすいのですが、マーベルの場合には、低速で巻くのは、 低活性時ではなく、高活性時に効果を発揮すると思います。
時間的経過で言うと、上のクリスタルにスィッチする前に使う感じです。 魚たちにスィッチが入って、爆釣モードにしてゆく過程で見せる・・・ って感じでしょうかね・・・。^^;;
というのは、活性がさらに高くなって、 マーベルでもクリスタルでも食う・・・という状況になったら、 低速で見せるマーベルでは、手返しが悪いわけです。
比較的早巻きで食わせられるクリスタルが効率よく 数を伸ばせます。
レンジが中層より下である場合や、リアクションでしか食わない場合は マーベルは選択することは、まずありませんが、 さらに通り越して、どうにも食わない場合には、 ひらっと浮き上がりやすい性格を利用して、 底のデジ巻きに使用する場合があります。
また、リトリーブ中のストップ・アクション~フォーリングでバイトを誘うことができます。 フォールさせながら、ライン変化を見て、変化があったら巻きを入れてみます。
魚影の濃いすそパでは、魚の背中にスプーンが乗った状態でラインに弛みができる場合があり、 この状態で大アワセをすると、スレ掛かりになる可能性が高いので、 巻きで、軽く聞いてみる感じでアワセてみます。
■中層下~底をしっかりトレースできるスプーン
この代表格は、アングラーシステムBUXです。
現在使用しているスプーンは、 最初に管釣りやルアーフィッシングを教わった際に進められたものから 自分なりに選んだものに変わっていますが、 アルフレッドと、このバックスだけは、ずっと使い続けている・・・ 一般的な名声とともに、実績を実感できるスプーンです。
不用意に浮き上がらずに、底をトレースできる能力は比類なく、 「底」と言えば、「BUX」と疑いなく答えられるスプーンです。
■どうも使いづらい、結果が出ないスプーンたち
※MIU
PALとともに、FORESTを代表するスプーンです。 スプーン自体が、いい具合のイレギュラーアクションをするので、 誰でも、ただ巻いているだけで、上級者並みのアクションを入れられ 好釣果をもたらす・・・
ってのがウリのMIUですが、どうも相性が悪いのか、 いい結果が出たことがありません。 特に、2.2gに関しては、ゲットした魚の数もかなり少ないです。 最近では、ワレットの隅に配置換えになり3軍扱いになっています。
1.5gについては、馬鹿みたいに飛びますので、 (まじで、わらっちゃうぐらい飛びますよ。弾丸って感じです)^^ 2.2gよりは使い道があり、まだ1軍と2軍の間ぐらいを維持しています。
私のリトリーブがヘタクソなせいで、 MIU自体が持っているイレギュラー・アクションに加えて、 ガクガク巻きも相まってひどいアクションになっている・・・ だから釣れないんだろうな~と思っています^^;;
※マーシャル
FORESTの細身のスプーンです。 いくつか持っていますが、ほとんど使いません。 マーシャルを使うのなら、マーシャルトーナメントを使ってしまいます。
メーカーさんに聞いたわけではないので、私の想像ですが、 マーシャルの動きを再現しつつも、 トーナメント用にシルエットを小さくし、食わせる確率を上げた・・・ のが、MT(マーシャル・トーナメント)だと思っているので、 どうも、マーシャルを使う気になりません^^;; (違うかも・・・私の想像なんで・・・^^;;)
また、細身のスプーンは嫌いではなく、よく使うのはロンゲです。 見た感じ、くねくねとしたアクションが、他にあまりないのと、 軽いトィッチをした際にキレイなアクションをするので好きです。
マーシャルを使うなら、MTか、ロンゲになってしまいます。
※ノア
これには理由がありません。 でも、1個も持っていません^^;;
「美味しんぼ」によれば、日本人は「鳩」を食物として認識していないが、 特に大きな理由があるわけではなく、単に「死角」なだけだ・・・ ということですが、私にとっての「ノア」も死角・・・なんでしょうか・・・
別に嫌がる理由もなく、買わないと決めているわけでもなく、 好きな松本幸雄さんが、「よいスプーン」といっているのに・・・ なぜか、過去1個も購入したことがなく、現在も在庫0個です^^;; なんででしょう・・・^^;; やっぱり「死角」??
※M2
最近、使わなくなりました。 できるだけストロングでありたい・・・と思う心に反する・・・と言うか・・・ ずっと使ってきましたので、その実力も知っていますし、 場面によっては、どうしても使わざるを得ないこともあるのですが、 嫌いだから使わなくなった・・・のではなく、 M2のお世話にならずに釣りたい・・・という意味で・・・ 「温存」なんでしょうか・・・。
■ここぞ!って時の勝負スプーン
実は、これまであまりブログにも書きませんでした。 私のキラー・スプーンは、「MT3」です。
数個、TYPE2もありますが、ほとんどTYPE3です。 どうしても、さらに「低速で引きたい場合にのみMT2を使いますが、 在庫が多くないので、単発的な使い方になります。
MT3の最大のメリットは、シルエットの小ささでしょうか・・・。 さすがにカラーは選ばなければなりませんが、 とにかく信じて、ゆっくり巻く・・・ それが、私の最終的なメソッドです。(爆笑)
このスプーンを使う際のコツは、「頼むぞ」と念じること(再爆)。 笑うかもしれませんが、私はこれで、コーヒーマッチにも勝ちますし、 「生涯初」の大物を2度、上げたことがあります。
1尾目は、東山湖で、生まれて始めての「70cmオーバー」。 ちょうど時期的に、婚姻色が出る頃で、真っ赤に染まった トラウト(レインボーじゃないですが、何だかわかりません)で、 鼻曲がりの、カッコいいやつでした^^ いまでも、釣った魚の中で一番カッコイイと思える1尾です。
2尾目は、すそパでの「初イトウ」です。 生涯初のイトウは、東山湖で経験隅ですが、 その時には、あまり初心者すぎて、つりを楽しめませんでした。 すそパでの1尾は、巻いては出され、巻いては出され・・・ で、30分近くも延々戦った1尾です。
酸欠も起こさず、平然と泳ぎ去ったイトウに感心するとともに、 腕も腰も疲れきった自分が可笑しくて思い出になっています。
そんなわけで、理屈ではなく、 私の リーサル・ウエポンはMT3 なんです^^
ざっと、こんな感じです。 独断と偏見に満ち満ちて書いてみました(苦笑)。
はっきり言って、私は、FOREST大好きのフリークですが、 アルフレッド、BUX、Weeper、ロンゲなど、FOREST以外でも お気に入りで、場面によっては、 それじゃなきゃダメ・・・というスプーンも少なくありません。
今後も、スプーン大好きなので、メソッドの中心だと思いますが、 気に入ったスプーンを携えて、お気に入りエリアへ通う・・・、 そんな、楽しい釣りライフを送れたらいいな・・・と思います。それって幸せですよね^^
(注)いつものことですが、全ての記事内容はあくまで私の主観ですので その点ご理解の上お読み下さい。
Posted by KAZ 2007_05_26_
【フォレスト スプーン】
フォレストのスプーンが好きでずっと使っていました。それも、パルやミューというメジャーな銘柄ではなく、クリスタルやマーシャルなどの管釣りではあまり使われない銘柄を好んで使っていました。
ただ、プラグでもスプーンでも、自分自身で実際に使ってみなければわかりませんけれど…。
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