築地場外de銀ムツ定食
都内在住の頃は、月に1~2回は築地場外で買い物や食事をしたのですが、
その頃は、ほとんどのお店は午前中でお終いで、
午後に開いているのは観光客相手のいかにも…なお店ばかりでした。
僅か2年ほどで大して変わっていないようにも思えますが、
午後になっても、海産物のお店も食事ができるお店も、多くのお店が開いていて、
平日にも関わらずお客さんで混雑していて、以前と印象はずいぶん変わりました^^
実は私、過去に築地で買い物をして、大したことがなくてガッカリした経験が何回かあります。
築地には、鮮度の良い美味しい海産物が溢れているはずなのに…。
それは私のせいです。
築地で買い物をするには、それなりの「目利き」ができないとダメなんだと思います。
並べられたマグロのサクが、旨いのか、旨くないのか、それがいくらならお買い得なのか…
そんなことを知らずに、店のセールストークだけで買ってしまうと、
場合によっては、後から残念な思いをするハメになる場合があります。
つくづく、「本当に美味しい店を教えて!」「目利きの目を授けて!」とか思います^^;
それは食事でも一緒で、築地は至る所に旨そうな寿司や海鮮丼の写真が掲げられています。
でも、本当に旨い「寿司」や「海鮮丼」などを見つけるのは、そう簡単ではありません。
そんな私が思うのは、旨い寿司や刺身をを食べたければ、行きつけのすし屋が一番…
ちょっと極論ですけれど、
見ず知らずの場所で、目利きもできないのに売り文句だけを信じて食べるより、
旨いものが食える確率ははるかに高い…そう思うんですよね^^;
で、築地で何を食べたか…ですが、コチラ。
銀むつ定食。950円ナリ。
銀むつの煮付けの定食ですね。
築地や、他の漁港などの近辺の食事処で何度か経験したのですが、
寿司や海鮮丼は、思ったよりネタが豪華じゃなかったり、新鮮じゃなかったり…
結構がっかりした確率が高いんですよね。
でも、煮付けや焼き魚などは、ほとんどハズレがありません。
特に煮付けは、作り慣れているからなのか、大量に作るからなのか、
理由はよくわかりませんが、かなり旨い場合が多いです。
うまっっっ!
この銀むつも脂が乗っていて、口の中でトロけるようでした。
トゥろん、トゥろん…ですよ^^
味付けは少し甘めで、白いご飯(ラッキーなことに炊きたてでした)に良く合います^^
「むつ」は元々旨い魚ですが、実は「銀むつ」という種類はいません。
「むつ」には「黒むつ」「あかむつ」はあっても「銀むつ」はありません。
「銀むつ」は南極周辺に生息する深海魚で「メロ」という名で輸入されています。
なんだ、偽者か…と馬鹿にしてはイケマセン^^
実はこのメロ、脂が乗っている割に、冷めても固まりません。
つまり、調理段階では溶けていた脂が、人の体内で固まる~
つまりコレステロールが内臓や血管内に凝固する~の心配が少ない魚なんですね。
当初は「ギンダラ」の代用品として輸入されたそうですが、
私的には、指名して食べたい煮魚のひとつになっています^^
ちなみにコチラは奥さん注文の海鮮丼。1900円ナリ。
よせばいいのに「せっかく築地へ来たんだから」と私の制止も聞かず、
「さば味噌煮定食」または「子持ちカレイ煮付け定食」のお勧めも振り切ってご注文。
刺身1切1切の薄いこと^^;
海栗の色も良くないし、臭いも味もちょっと…。
さらに、甘エビですけど、カラのこの感じは冷凍焼けでわ??
しかも酢飯が、酢をかけただけのような甘みのない酸っぱいだけのメシ…。
そもそも海鮮丼で、ネタをドンブリの外側に垂らすの…これが嫌いなんですよね!
薄ぺらだから外側に垂れ下がるわけで、分厚ければ丼の中に盛るでしょ?
逆に薄切りが旨い魚なんて大抵は高級魚ですから、やはり丼の外には垂らさず、
例えばフグやヒラメなんかだと、たぶん真ん中に花形に盛るでしょーよ?
案の定「とっかえて」…
ほらぁ~、んもぅ~ ーー;;
左:マグロメンチ
右:焼きホタテ
そんなわけで、旨い「銀むつ定食」と、そうでもないいくつかを築地で食べてきました^^;
マジで煮魚旨かった!
旨いと分かっている店以外では、煮魚/焼き魚の定食をお勧め!デス^^
ご馳走さまでした。
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