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2008/04/30

潮干狩り~貝料理あれこれ

久々に、奥さんの休みと休みが重なったので、千葉方面へ潮干狩りに行ってきました。

昨年は、砂抜きに失敗して、ジャリジャリのハマグリを食すハメになりましたが、 自家製のハマグリの佃煮は、好評だったので、今年もチャレンジしたいと思います♪



連休初日の4月26日、今日ならまだ混まないだろうと、奥さんとプチ行楽を計画。
迷うことなく、我家のこの季節の恒例、「潮干狩り」に決定!

昨年は、富津で潮干狩りをしましたが、 今年は、遊んだ後の食事に、あの「活き活き亭」に立ち寄りたい…ということで、 木更津での潮干狩りに決定しました!

予想通り、クルマも少なく一度も渋滞することなく現地到着。
どど~んと、久々に見る千葉の海です^^

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で、早速獲りはじめますが、あまり獲れないんですよねぇ^^;;
昨年の富津は、あっ!という間に規定量を獲り終えてしまったのですが、 日が悪いのか、ぜんぜん獲れなくて、えらい時間を食ってしまいました。
おかげで、食事をしたかった活き活き亭は昼の営業が終わってしまいました^^;;

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去年もそうだったように、ハマグリonlyで獲りたかったのですが、あまりの獲れなさに、 それどころではなく、大きいアサリも採取!ということでやっと袋を充たす始末…^^;;

駐車場から砂浜までえらい遠いし、貝はとれないし…来年は、また富津にしようと思った次第^^;;


◆効率よく貝を獲る方法

そんなものがあるかどうか知りませんが、少なくとも、私の経験則で言えば、貝は、ないところには、ない!です^^;;

どういうことかと言うと、私が行く千葉の潮干狩り場は、自然生息の貝は(たぶん)いません。
漁協のおじさんが撒いている貝を拾っているに過ぎません。

ということは、手で掴んで…なのか、バケツとかなのか分かりませんが、撒いた場所に集中してあるけれど、撒かれなかったところには、全然ないわけです。

なので、ちょっと掘ってみて、なければどんどん場所を移動する~しかも大きく移動!
これが私の貝を効率よく獲る方法です。(違っていても責任は持ちません^^;;)
撒いた場所に当たれば、ハマグリだけ集中して、10個も20個も獲れちゃいマス^^
アサリも集中して獲れちゃいます…

あと、あまり沖へ出る必要もないと思います。
漁協のおじさん、そんなに仕事熱心だとは思えないので、砂浜へ出る場所から、あまり遠くないところへ、ざっと撒いているように思えるんですけどね^^;;

そうしてみると、潮干狩りって、漁協のおじさんとの心理戦って趣きですね(爆)


◆つめた貝に注意

巻貝が取れることがありますが、間違っても、一緒に持ち帰ってはいけません。
我家は、奥さんに教えておかなかったせいで、一個、ツメタ貝が混じっていて大変なことに。

ツメタ貝の主食は、なんとアサリ。つまり、アサリの天敵なんですね。
そんなもの、一緒に入れてきたら、絶対に、アサリがまずくなると思いますよ。
アサリにしたら、身の縮む思いでしょうからね。

実際には、ツメタ貝は、たぶんアサリの口をあけさせるため…だと思うんですが、透明な粘液を吐いて、デロデロになります^^;;

無臭なので~無味かどうかは恐くて確認できませんでした~洗い流せばいいんでしょうが、大量に吐き出すので、かなり面倒です^^;;

ただし、このツメタ貝自体は食べられるので、持ち帰る場合は別容器で。
千葉では、「いちご」と呼ばれ、佃煮がお土産で売られています。

ツメタ貝はこちら



◆塩抜きの方法

潮干狩り場から、海水に漬けて持ち帰ります。
できれば、水温が上がらないように、クーラーなどの中に海水を入れて浸します。

また、2Lぐらいのペットボトルを持参して、海水を持ち帰ると、より一層砂を吐かせられます。
自宅では、冷暗所(冷蔵庫ではない)に静かにおいておきます。

要は、貝が安心して口をあける環境を作ってやれば砂を吐くんですね^^

ただし、シンクや風呂場以外に置く場合には、貝が飛ばす水で床に海水が散乱します。
それで、おうちが痛んではシャレになりませんので、要注意です。
とはいえ、密封してはいけません。貝も呼吸していますので…。

冷暗所に置いておけるのは、せいぜい2日目までが限度だと思います。
それも、海水を常に新鮮なものに交換して…です。

浸すのは、海水でなくとも、自然塩で作った塩水でも大丈夫ですが、濃度に注意して下さい。
濃度は、海水を舐めて塩っぱさを覚えておく…でも、全然大丈夫です(私もコレでした)。
環境の悪い場所の自然海水なんかより、自然塩で作った方がよほど貝には良さそうです。

水が悪くなると、一気に死にます。
それで、さらに水質が悪化して、さらに死んで、全滅します。かなり臭いです。これも要注意。

生きているかどうかは、貝と貝をかるくぶつけて、空洞のようなボクボクした音がしたら廃棄です。
カチカチと締まった音のするものだけを残して…それでも2日です。
あとは、水から出して冷蔵庫でさらに1日か、うまくいってさらに1日。

貝で当たると重症で、かなりつらい~私、ホタテで当たったことあり~ので、あまり長く保存しない方がいいですよ^^



今日は、グルメカテゴリの記事なので、潮干狩りは切り上げて…




帰途の車中でも、自宅に帰っても、とにかく「砂抜き」。

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獲れた貝は4種類。

上左:ハマグリ、上右:アサリ、下左:シオフキ、下右:サルボウ

シオフキは食べたことがないので、期待まんまんで意図的に集めきたのに、図鑑で調べたら「美味しくない」…がっかりです^^;;

サルボウは、漢字で書くと「猿頬」。つまり身が赤いということらしいです。
見るからに、赤貝の仲間っぽいですが、実際、刺身で食べられるそうです。



◆初日 夕食

蒸しハマグリ…焼きハマが定番ですが、自宅でやると貝が飛んで危険だし、掃除が面倒なので、蒸すのがお勧めです。
濃厚なスープもちゃんと残るので○

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シオフキの味噌汁…美味しくないと図鑑にはありましたが、獲り立ての磯の風味だけでも充分美味しかったです^^
身が太っていて、プリプリしていて悪くなかったですよ。

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サルボウの刺身…ただ貝を剥いて、わさび醤油で食べただけです。何の変化球もなし。
味は、完全に赤貝の仲間の味でした。旨かったといえると思います。



◆2日目 夕食

アサリの味噌汁…前日のシオフキも充分美味しいと思いましたが、さすが真打!
味にコクがあって、食感もプリプリで非常に旨い味噌汁でした^^

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ハマグリのクリームソース…これは失敗作でした^^;; 塩抜きが不十分でしょっぱい!

蒸しハマグリ…定番は今日も登場!やっぱり旨い!

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お腹いっぱい頂きました♪



◆3日目

ハマグリの佃煮…3日目で保存は限度だと思い、残ったハマグリを大型蒸籠で蒸し、身を貝殻から外しました。

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汁気がなくなるまで、だし汁でコトコト煮込みます。
だし汁を含んだハマグリとしいたけが美味しそう!ご飯が進みますね^^

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◆4日目 夕食

ハマグリスープで炊き込みご飯

前日、せいろで蒸した際に出たハマグリのスープを冷蔵庫で保存しておきました。
これに、だし汁を6:4で混ぜ、塩・醤油・酒・味醂で味付けし、これでご飯を炊きます^^
具材は、6種類…牛蒡、タケノコ、マイタケ、しいたけ、人参、ひじき。

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これで、獲った貝を全て美味しく頂きました^^
また、来年も美味しいハマグリ&あさりを頂きたいものです^-^



Posted by KAZ 2008_04_30_






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コメント

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KAZさん、こんにちは。

我が家は横浜の海の公園に行ってますが、今年はこちらでも数が少ないようです。去年は大漁だったのですが・・・。

いまの潮干狩り場って、結局100%放流ですから、漁協がどれだけお金を持ってるか…だと思います。

ただ、取り残しがそのまま生存できる「潮通しの良い」砂浜だと、貝影は濃くなるのかな…
なんて思うんです。やっぱ富津かな。

潮干狩りも、管釣りとすっごく似ていますね(笑)

KAZさん、こんにちは。
そか、そうですよねえ。天然ではないですもんね。
管釣りと似てるってのは、なるほどと思いました。(^∀^)ゞ

こんばんわ。

逆に東京湾で天然って、どうなんでしょうね。
安全という点では養殖がいいんじゃないでしょうかね。